日々のつれづれと、その日のお気に入りを紹介するマイクロブログ『Day By Day』のページです。
過去の投稿アーカイブは、日本語ブログFindingsのページをご覧下さい。

Note: マイクロブログのRSSフィードURLは https://www.tatsuyaoe.com/findings/mcbg_w/feed/ に変更されました。いち早く投稿をご覧になりたい方はこちらのページへ。

Mac OSが今で言うクラシック環境だった頃、とても個性的で、しかも重宝し、しかも殆ど誰も知らない(笑)音声合成ソフトがあった。数年に一度はそのソフトを再び使いたくなるのだが、Basilisk IIというエミュレーターとMac OS 7.5.3のディスク(!)などを用意して下準備をしなければならないため、毎回思い立っては即座に挫折する。OE『Physical Fiction』や『New Classics Vol.2』に収録されている曲でよく用いた。

OE 『New Classics, Vol. 2』 https://amzn.to/3HZTRDc

Mac OSが今で言うクラシック環境だった頃、とても個性的で、しかも重宝し、しかも殆ど誰も知らない(笑)音声合成ソフトがあった。数年に一度はそのソフトを再び使いたくなるのだが、Basilisk IIというエミュレーターとMac OS 7.5.3のディスク(!)などを用意して下準備をしなければならないため、毎回思い立っては即座に挫折する。OE『Physical Fiction』や『New Classics Vol.2』に収録されている曲でよく用いた。

OE 『New Classics, Vol. 2』 https://amzn.to/3HZTRDc

先日、池上彰さんが「嫌いな言葉は『真実』」と話しているのを見て、すぐに思い出したのは、トランプが設立したSNS「トゥルース・ソーシャル」だった。「真実と虚偽は顔が似ている。我々は欺瞞を拒む根性がないばかりか、むしろ自ら進んで罠に飛び込んでいく。虚しいことに、巻き込まれるのが好きなのだ。」モンテーニュがこう説いたのは、16世紀半ば。

『モンテーニュ よく生き、よく死ぬために』(講談社学術文庫) https://amzn.to/48e2e8F

OE『Letting Go』に続く作品が完成。今はそのさらに次の作品に向けて、リサーチやアイデア集めに没頭中。思えば音楽のキャリアを始めてから5年くらいまでは、自分の作品の中で知られるようになった数曲だけで、音楽性やスタイルを頭ごなしに決めつけられたりジャッジされることに猛烈な抵抗を感じていた。あれから四半世紀近く経ち、制作した曲は1,000を超え、様々な国の人たちが自分の様々な音楽を楽しんでくれている。当時の葛藤も、今となっては笑い話。

他人を決め付ける人が増えるほど、世の中は停滞する https://ej.alc.co.jp/tag/TRENDS/20191202-mogi-communication23

AIには、手軽に大量消費されるジャンクフードのような仕事や創作物を量産する危険性がある。ただし、「〇〇とハサミは使いよう」とも言うように、倫理観を持った熟練者が技を駆使し、創意工夫をすれば、AIを活用してアウトプットに新たな「価値」を吹き込むことは十分に可能だろう。人間の熟練や手間、そしてモラルを早々に手放し、強引な「ジャンク化」を進めて繁栄と余暇を謳歌してきたレイジーな人々こそが、AIの存在をひたすら恐れ、煽り、過剰反応している。

「AIのネットフリックス?」Fable Studio CEO Edward Saatchi https://youtu.be/crWKW1u55eI

2007年のブログでは、当時出版されたばかりの『ジョルジオ・アルマーニ 帝王の美学』を読んでいることを書いていた。そこには「栄華もリスクも、ここまで全面的に一人の男が背負い、立ち続けている現役ブランドは意外と少ない」と記している。その後、彼やブランドの歩みをつぶさに追い続けていたわけではないが、最期まで彼の覚悟や姿勢は変わらなかっただろう。世界に素晴らしいクリエイションをもたらしてくれたことに、心から感謝の思いを捧げたい。

『ジョルジオ アルマーニ 帝王の美学』 https://amzn.to/4nlzGyr

アドビのソフトはグラフィック系から映像系まで幅広く使っているが、最近はAuditionという音声編集ソフトをよく使う。特に重宝しているのが「テンプレート」と「バッチ処理」機能だ。例えば、アルバムの全曲を3分でフェイドアウトさせたい場合や、音量を3dB上げたい場合、1曲で行った編集工程をテンプレートとして記録し、それを全曲にまとめて適用できる。Adobe Creative Cloudを使っている人はぜひ試してみてほしい。

Adobe Auditionで簡単バッチ処理! | ういやまラボ https://uhiyama-lab.com/blog/video-edit/adobe-audition-batch-processing-volume-up/

南アフリカ出身のピアニスト、ダラー・ブランドがイスラム教に改宗し、名前をアブドゥーラ・イブラヒムに変えていたことを知ったのは、実はわりと最近のことだ。大学に入り一人暮らしを始めた頃、彼のアルバム『African Piano』を寝る前によく聴いていた。当時は「夜聴くのにちょうどいい作品だ」と思っていたのだが、今あらためて聴いてみると、じわじわと盛り上げて爆発するエモーショナルな演奏が印象的で、よくこれを聴きながらうとうと出来たものだとつい笑ってしまう。

Abdullah Ibrahim – Bra Joe From Kilimanjaro https://youtu.be/3mGIGzsTsLI

「運」という言葉には常に違和感がある。サイコロを1回振って6が出れば「運が良い」と言われ、1万回振れば(どの目もほぼ1/6ずつだから)「確率通り」と片づけられる。だが、「1万回試行すれば、運によるばらつきや不確定要素を消せる=ゼロではなくなる」と考えることはできないだろうか。本当に大事なのは運を語ることではなく、どれだけ理にかなった試行を重ねられるかだと思う。僕はその1万回試行する過程にこそ人生の醍醐味があると信じている。

Captain Funk – Try Try Try (On the Deck Mix) https://vimeo.com/692083026

10/3(金)にOEの新作『Letting Go』をリリースします。Suchnessシリーズ第6弾となる本作は、前作『Moment of Now』で披露した、禅的な世界観を持つアンビエント要素とスローなビートを融合したダウンテンポ楽曲を中心に構成されています。今月後半には、いくつかの楽曲の試聴版も公開予定ですので、ぜひご期待ください。

OE『Letting Go (Suchness 6)』2025年10月3日リリース https://l.tatsuyaoe.com/suchness-6-release

「Higher consciousness(高次の意識)」。リック・ルービン『The Creative Act』のオーディオブックを聴いていて、そんな言葉が浮かぶ。彼が80年代以降のロック、ヒップホップ、テクノに刻んだ功績は計り知れない。彼について不思議なのは、あれほど喧騒に満ちてダーティーでクレイジーな音楽と米音楽業界のど真ん中に長年いながら、どうしてこんなにも「心穏やか」でいられるのか、という点。彼の佇まいや語る言葉が、禅僧ティク・ナット・ハンのそれと変わらないのだ。

The Creative Act: A Way of Being by Rick Rubin · Audiobook https://youtu.be/-u1srelvQfs

ダイソン氏の英国批判はいつも鋭い。「英国では、できるだけ努力せずに金で金を稼ぐ仕事が良しとされた。当然ながら、手仕事によるものづくりはもちろん、工場で機械を使うものづくりも極めて悪い仕事とされた。だが、マネー以外に何も生み出せない仕事ほど、情けなくて汚いものがあるだろうか?」正にその通りだと思うが、彼の憂いとは裏腹に、世界中が猛烈な勢いで「マネー以外何も生み出さない世界」へと突き進んでいる。この流れには屈しない。

The O'Jays – For the Love of Money https://youtu.be/qxW789jHXII

あるポッドキャストのインタビューで、ジェームス・ダイソン氏(イギリス人)が「かつての”セトレ”のサスペンションはとても優れていたよ」と語っていた。しかし、「セトレ」というメーカー名を色々調べても出てこないため、僕の知らない自動車の部品メーカーなのだろうと解釈していた。だが昨日、それが日本でもかつて人気だったフランス車「シトロエン」のことだと分かった。アメリカにはディーラーすらないので、誰かが英語でこのブランド名を口にするのを聞いたことがなかったのだ。

How to Pronounce "Citroën" https://youtu.be/vgVIqaj3hlg

僕が高校生の頃、数学の参考書といえば数研出版の『チャート式』か雑誌『大学への数学』、それにZ会や予備校が出している本くらいだった。最近になってマセマ出版社の数学テキストを知ったのだが、インディペンデントな出版社ならではのクセある雰囲気が気に入って何冊か読んだ。大学で数学を選ばなかった僕にとっては、受験参考書風の語り口が取っつきやすくてありがたい。陰ながら応援してます。

数学問題チャレンジチャンネル⑱ 大学数学編 https://youtu.be/4-aT5QgUdww

散歩をしていると、ふいにアイデアがひらめくことがある。ひらめいたときには立ち止まり、その場でスマホに入れてあるアプリKeepにメモを取る。不思議なのは、歩き始めて30分を過ぎるころから頭が冴え、次々に発想が湧いてくること。ただし45分ほど経つと疲れが出てきて、早く帰りたくなってしまう。今日は将来の作品のアイデアが浮かんだので、今制作中の作品を後回しにしてでも取りかかりたいくらいワクワクした。

The Blackbyrds – Walking In Rhythm https://youtu.be/dZ-d62q7cN4

今も放映中の米CBSの看板ドキュメンタリー番組『60ミニッツ』で、ディスコ・ブームを特集したエピソードを発見した。1978年、飛ぶ鳥を落とす勢いだったフロリダのレーベルTKからリリースされた 『Dance With Me』(by Peter Brown ft Betty Wright)のレコーディング風景を見られるのは、実に貴重。かなりハチャメチャな時代だったことは容易に想像できるが、ディスコだけにスタジオ作業も楽しそうだ。

Disco Music – 60 Minutes Special Report (1978) https://youtu.be/r3hy5BxDwkg

中国の音楽配信サービス NetEase Cloud Music(網易雲音楽)で、Dark Modelの楽曲『Judgment Day』が600万再生を達成しました。この曲は(先日たまたま触れた)ジェリー・サインフェルドの番組で使用されたことをきっかけにアメリカでのリスナーを増やしましたが、その後は中国でも徐々に広がっていきました。Dark Modelの曲は日本のテレビでも頻繁に使われているようですし、リスナーの方々にもさらに親しまれていくといいなと思っています。

『Judgment Day』が中国のNetEase Cloud Musicで600万再生を達成 https://l.tatsuyaoe.com/dark-model-6m-streams

Sponsored Link