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古代中国思想の影響が強い日本では「性善説」「性悪説」という表現が浸透しているが、西欧ではこの二つを区別・対比して論じる習慣はない。キリスト教における「原罪」の概念に代表されるように、そもそも「人間は本質的に利己的で、ろくでもない存在」と考える傾向が強く、実際、性善説を信じて生活していたら身が持たない。AIに「性悪説に基づいているけど、力強く生きる勇気を与えてくれる映画は?」と尋ねたら、『ウォーキング・デッド』と返ってきた。

The Walking Dead (TV Series 2010–2022) – IMDb https://www.imdb.com/title/tt1520211

古代中国思想の影響が強い日本では「性善説」「性悪説」という表現が浸透しているが、西欧ではこの二つを区別・対比して論じる習慣はない。キリスト教における「原罪」の概念に代表されるように、そもそも「人間は本質的に利己的で、ろくでもない存在」と考える傾向が強く、実際、性善説を信じて生活していたら身が持たない。AIに「性悪説に基づいているけど、力強く生きる勇気を与えてくれる映画は?」と尋ねたら、『ウォーキング・デッド』と返ってきた。

The Walking Dead (TV Series 2010–2022) – IMDb https://www.imdb.com/title/tt1520211

今から10年ほど前、「FOMO(=fear of missing out)」という言葉をよく目にするようになった。人種や民族、宗教に関係なく、「自分だけが取り残されているのではないか」という恐れを抱く人は多い。ソーシャルメディアやマーケティングの世界では、こうした人間の弱点を利用した施策を考えられる人が優秀なビジネスパーソンとされる。「JOMO」という言葉も存在するが、「取り残される」という意識や環境から自分を解放できれば、それに越したことはない。

JOMOとは| IDEAS FOR GOOD https://ideasforgood.jp/glossary/jomo/

メキシコ系移民労働者出身で初めてNASAの宇宙飛行士になったホセ・ヘルナンデス氏のストーリーを描いた映画を観た。実際には数々の挫折や壮絶な努力があっただろうが、映画は過度な演出を避け、比較的淡々としたサクセス・ストーリーに仕上がっている。彼の両親は、息子の教育の安定を最優先に考え、農作物の収穫に合わせて移動する生活を諦めた。思い返せば、僕の父も子供たちの教育のために、長期の単身赴任生活を選んでくれたのだった。

A Million Miles Away – Official Trailer https://youtu.be/J-HcUuiLzR8

次のアルバム(OE『Suchness』シリーズ)の選曲とミックスダウンに取り掛かっている。普段、散歩の時はオーディオブックかポッドキャストを聴いているが、この数日間は確認用にこの作品の途中段階のミックスを聴いている。歩きながら早口英語の聴き取りにも神経を配るのとは違って、ダウンテンポの音楽を聴きながらの散歩はリラックスできて、まるで別世界。よく聴くポッドキャストの一つがこの『Founders』)(これは動画版)。

Founders – Akio Morita (Founder of Sony) https://youtu.be/ynlY9rIb7O8

「1日7,000歩歩く人は深刻な健康問題のリスクが劇的に低下する」という研究結果が発表された。海外では「1万歩が良いのか7,000歩で十分か?」と歩数に焦点を当てている記事が多いが、正直、歩数よりも質=歩き方や歩く習慣づけの方が大事だと思う。毎日2時間、1万歩以上歩き続けていることが功を奏しているかは分からないが、長年医者にかかることもなく、人間ドックも良好な結果を保っている。ただ、一番大切にしたいのは健全なマインド。

Just 7,000 steps a day could cut health risks, study says (BBC) https://www.bbc.com/news/articles/cx238lgy3pwo

不動産ビジネスには興味がないけれど、国を問わず、住んでみたい場所の売買・賃貸物件を見て妄想を膨らませるのは結構好きだ。たまに、以前住んでいた街の物件を眺めてみたりもする。先日、若い頃に住んでいた東京都内のマンションを見つけた。リノベーションされて内装が綺麗になっていたが、驚いたことに当時より家賃がかなり安い。築年数が経過しているからなのか、ニュースで騒いでいるのはごく一部の現象なのか。

東京23区の単身者向けマンション家賃、2カ月連続で10万円超 – 日本経済新聞 https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB22A8C0S5A720C2000000/

プログラミングの本を読んでいると、「Nまでに存在する素数の数を求めるアルゴリズム」という内容が出てきた。Chat AIに質問してみると、「それは、”エラトステネスのふるい”ですね」という返答が。AIから40年ぶりくらいにこの計算方法とその人名を聞かされて驚いたが、改めて調べてみると、彼は数学に加えて天文学でも大きな業績を残しており、地球の大きさを初めて測定したという。その測定方法を説明したアニメーションをこれまた博学な、イームズ夫妻が制作していた。

ERATOSTHENES (by Charles and Ray Eames) https://youtu.be/wPR3XhIDP9w

『シティ・ポップ』という言葉が(再)定着したのは日本を離れてからなので、その経緯についてはよく知らない。ただ、僕が十代の頃に流通していた、AORやブラコンなどの洋楽に影響を受けた邦楽を指すものだと思っている。僕は当時、欧米のロックやジャズ、R&Bにのめり込んでいた学生だったからか、聴いたことのない日本の音楽が思いのほか多いことに驚かされる。今に比べると当時の情報源はかなり限られていたけれど、あのくらいの情報量の方がありがたみがあった。

国分友里恵「I Wanna Be With You」OFFICIAL Lyric Video https://youtu.be/zFZeOpKGNOc

精神科医アドラーの名前は今や欧米より日本でよく話題になるが、僕は彼に破門された(『夜と霧』が有名な)ヴィクトール・フランクルの著書の方がしっくりくる。アドラーは劣等感や優越感といった、他者との比較を重要な動機づけ要因として位置づけたのに対し、フランクルは自分の内面にある「意味の追求」や生きがいの発見に重きを置いた。若い時はまだしも、優劣や社会の評価を軸にすえて生き続けられるほど人生は短くはなくて、やがてどうでもよくなる(笑)。

ヴィクトール・フランクル・インタビュー(1979) https://youtu.be/GTbliwS0gS4

毎朝一番に聴いているジャズ・ラジオ局Jazz24(KNKX)は、アメリカの公共放送NPRのネットワーク局として運営されている。昨日、連邦議会下院は公共放送に対する承認済み予算を「撤回」する法案を可決したため、あとは大統領の署名のみで予算削減が決定する。局の今日の告知はその報告と寄付のお願いであり、事態の切実さを感じさせた。日本も深刻な財政問題を抱えているが、現在のアメリカの財政・関税政策に見倣うところは少ないだろう。

US Congress eliminates federal funding for public media, impacting Jazz24 http://bit.ly/4lXs58w

MER『Cosmic Funk Expo』第2弾を来月22日にリリースします。今回も70年代後半から80年代の雰囲気を感じさせつつ、現代的にアレンジしたエレクトロニック・ジャズ・ファンクをラインアップしています。前作を気に入っていただけた方は、ぜひチェックしてみてください!

MER “Cosmic Funk Expo 2” Out on Aug 22, 2025) https://l.tatsuyaoe.com/mer-cosmic-funk-expo-2-release

政治経済をはじめ、あらゆる分野において、今ほど「予測」が意味をなさない時代は珍しいと思う。2008年の大統領選挙で50州中49州の結果を的中させ、時の人となったネイト・シルバーが新刊を出すと聞いたが、正直言って、今はどんな専門家の予測も当てにならないと感じているし、むしろ知らない方が賢明だと思う。「〇〇が勝つ確率は71%」と言われても、それはあくまで「モデルが正しければ」の話。コロナ禍のモデル論争が、今となっては牧歌的に思える。

「全てのモデルは間違っているが、中には完璧に間違っているものがある」(英国王立統計学会) http://bit.ly/3Ul1MNI

昨日に続き、お気に入りのブラジル音楽を紹介。ギタリスト、ルイス・ボンファの『Introspection』は、彼のリリース作の中で最もよく聴いてきたインストアルバム。恐らく彼の作品の中では商業的に成功しなかった部類に入るだろうし、レコード会社RCAとの契約もこれが最後だったようだが、YouTubeのコメントでは絶賛の嵐となっている。この作品を発表した1972年当時の彼に、2025年のリスナーからの反応を届けてあげたい。

Luiz Bonfá – Introspection – 1972 https://youtu.be/iYgTrNOsMBI

先日、「心に響く、一生モノの曲」の話をしたけれど、ブラジルの音楽にはそのような曲が本当に多い。ひとつ残念なのは、僕がブラジルポルトガル語をあまり理解できないこと。外国語に関しては、時々思い立ってラテン系言語や中国語のテキストを買ってみるのだけれど、結局は英語に逃げてしまう。この「É Preciso Perdoar(赦してあげよう)」という曲は、失恋についての内省的な歌で、A→Bパートへの展開がゾクッと来る。

João GIlberto – É Preciso Perdoar https://youtu.be/AzBgRXaKWQo

Excelは長らくいろんな用途で使ってきたけど、最近はマクロを組んだり、API経由でデータを取り込んだり、少し踏み込んだ使い方をするようになった。参考書を何冊か買って試してみると、自分が知らなかった機能や技が山ほど出てくる。時短や効率化のテクニックを学ぶ必要には迫られていないが、知らないことを知るのは単純に面白い。ただ、過去の自分の印税データを曲別や時系列で分析してグラフ化!みたいなのは生々しすぎてちょっと遠慮したい(笑)。

Excel マクロ&VBA やさしい教科書 https://amzn.to/44R8kbP

「143」が「I love you」の意味として使われるようになったのは比較的最近のことだと思っていたら、なんと1895年にボストンの灯台で、1-4-3の点滅サイクルの光信号として使われたのが最初らしい。ロサンゼルスのフードトラックのメニューでこのスラングを見たとき、洒落た使い方だなと思ったけれど、実は日本で「4649(ヨロシク)」と書くセンスに相当するのか、その辺りのニュアンスをネイティブ・スピーカーに確認したことはまだない。

Huh? What Does '143' Mean, Exactly? http://bit.ly/40iLLvg

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