Tatsuya’s daily notes with his favorites of the day.
For the older posts, please check his Japanese blog called “Findings.”

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仏教の世界で、深い瞑想状態を指す「ジャーナ(禅定)」。私たちは普段、雑念だらけの脳(DMN)の状態で生きているが、集中すると「フロー状態(ゾーン)」に入ることがある。ジャーナはその次元を超越しており、横で声をかけられても「びっくりすらしない」ほど、五感のスイッチ自体が物理的にオフになるという。それはちょっと怖い(笑)。最低でも1万時間の修行を要するこの特殊な脳の状態を、徹底検証した研究記事を読んでみた。

Dynamic brain states underlying advanced concentrative absorption meditation https://direct.mit.edu/netn/issue/9/1

仏教の世界で、深い瞑想状態を指す「ジャーナ(禅定)」。私たちは普段、雑念だらけの脳(DMN)の状態で生きているが、集中すると「フロー状態(ゾーン)」に入ることがある。ジャーナはその次元を超越しており、横で声をかけられても「びっくりすらしない」ほど、五感のスイッチ自体が物理的にオフになるという。それはちょっと怖い(笑)。最低でも1万時間の修行を要するこの特殊な脳の状態を、徹底検証した研究記事を読んでみた。

Dynamic brain states underlying advanced concentrative absorption meditation https://direct.mit.edu/netn/issue/9/1

大航海時代が生んだ豊かな音楽文化の話を書いたが、歴史にはこんな不調和もある。18世紀初頭、英国の「南海会社」は南米との貿易独占権を盾に、実態のない株を乱発して「政府の借金を肩代わりする」という怪しい金融ビジネスに興じた。世界初のバブル崩壊劇だ。本日上場を迎えるスペースXを取り巻く熱狂を見ていると、この事件を思い出さざるを得ない。現代の南海=「宇宙劇場」への賭けは、果たして吉と出るか、それとも泡と消えるか。

「南海泡沫事件」18世紀に起きたバブル崩壊 https://walk.happily.nagoya/early-modern-britain/south-sea-bubble/

アルバムのマスタリングが終わり、これまで聴きたかった音楽を漁っている。先日ゴスペルの話を書いたが、視点(聴点?)を非西洋圏へ広げると現在進行形の面白い音楽が多すぎて時間を忘れてしまう。本日は南アフリカ、南インド、ポルトガル、ブラジル、そしてUKやオランダを巡るリズムの旅を満喫。大航海時代以降、香辛料や宗教、科学だけでなく、グルーヴも海を行き来し、相互に進化や変化を遂げたのだった。

Dj Tira's Party – Campmasters Edition (Gqom Mix) https://youtu.be/UtaA3YvDEUY

生成AIの検索1回には、従来のGoogle検索の約10倍の電力がかかるという。僕はSDGsや循環型社会を唱えまくる人間ではないけれど、僕が暇つぶしにくだらない質問を投げかけ、AIが長文で回答を返すまさにその瞬間、どこかのデータセンターのサーバーがフル稼働し、(スマホを数分充電する程度の)電力を消費してCO2を排出している。半導体景気に狂喜乱舞する昨今、自分も含めたこのアンチ・サスティナブルな暴走の矛盾に、ふと寒気がする。

【データセンターが電力を“食い尽くす”】AIで急増する電力消費 2034年までに2900テラワット? https://youtu.be/QPhfkN21TIo

かつて若手ピアニストがアーマッド・ジャマルに「あなたの演奏は空白(間, space)が絶妙ですね」と称賛したら、「あれは空白じゃなくて、自制心(discipline)と呼ぶんだよ」と返されたという。音を増やすより減らす方が、遙かに経験や訓練を要するのは当然だが、「(少ないが)足りている」のと「(何かが欠けて)足りない」の差は大きい。この差の間に「ミニマリズム」の答えがあると思う。

Ahmad Jamal – Poinciana – Olympia Paris – LIVE https://youtu.be/SiARr9JhLEo

以前、英・中・西の3言語で世界の3分の1(約28億人)という話を書いたけれど、日本語の話者は世界で約1.5%程度。ネットであれ現実であれ、日本語だけが交わされる空間は、小さな部屋に人が密集している状態だということ。その密度の良し悪しは人それぞれだけど、世界の98.5%の人はその中でのせめぎ合いを全く知らずに過ごしている。そう考えると、日々の些末なことがあまり気にならなくなるのでは?パゴーヂ(サンバ)の名曲で良い週末を。

Vou Festejar – Jorge Aragão e Convidados https://youtu.be/N5cUaW3VffY

以前住んでいたアパートはスタッフがほぼラテン系で、一番仲良かったのはモーガン・フリーマン似のドミニカ共和国出身のベテラン男性。「君をわが家のパーティーに誘おうと思ってたのに、最近会えなくて残念」とある日言われた。当時、彼らの間で大流行していたのがバチャータ。あの超情熱的できわどい踊りの輪に僕を誘うつもりだったのか…そんなわけない(笑)

Gero & Migle | Bachata | Para Besarte https://youtu.be/j4CmXKDCMzI

NHKの語学ラジオには中学生の頃からお世話になっているが、最近はスマホアプリのおかげでより身近になった。僕がよく聴いているのは「まいにち中国語」「ラジオビジネス英語」「英会話タイムトライアル」(これ、面白い)。ポルトガル語やスペイン語も時々聴くが、動詞の活用や名詞の性別があるラテン系言語は、大学時代にフランス語で躓いてからずっと苦手。でも英・中・西が分かれば世界の3分の1の人(約28億人)と繋がれると思うと、夢があるね。

”大丈夫 is OK."じゃダメなの?『英会話タイムトライアル』5月号 https://youtu.be/KC2p4HvSuIs

新作のミックスダウンが佳境を迎えている。一つの曲をずっと聴き込んでいると、どうしても耳も頭も近視眼的になっていく。この仕事を長く続けている割に(だからこそ、かな)、僕は「神は細部に宿る」という職人的なエリート意識や美学があまり好きではない。本当の意味で全てのプロセスに責任を持つならば、時間、クオリティ、そしてビジネスを俯瞰するバランス感覚と実行力、そして「モメンタム(勢い)」が不可欠になる。

80%ルール「完璧よりも、まずは終わらせること(Done is better than perfect)」 https://balanceddiscipline.substack.com/p/the-80-rule-why-done-is-better-than…

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昔、フランスのレーベルBarclayのアーティストのリミックスを手掛けた縁で、その後数年間新譜が届くようになった。当時彼らが注力していたのがフェミ・クティで、アルバムもリミックスもDJで重宝した。先日、久々に見た彼のライブ動画に1曲目から度肝を抜かれた。あの「Truth Don Die」が、当時のクラブマーケットに向けたプロダクションを遥かに凌駕する、爆発的な生演奏へと進化していたのだ。最高に血が沸き立つ音楽。

Femi Kuti & The Positive Force @ Afro-Pfingsten Festival 2018 https://youtu.be/Uz8wiBVvAA4

「ブックスマート(学識)」と「ストリートスマート(現場知)」。この二つは対立する能力のように語られがちだが、本質はトレードオフではなく「掛け算」の関係だと思う。つまり片方が備わっていても十分ではないし、伸びしろは幾らでもある。ただ、徒手空拳の生き方に憧れて生きてきた僕が、後者のタイプに強く惹かれるのには理由がある。彼らは、自分を偉く見せようとする虚栄心こそが最もスマートではない、という真理を肌感覚で知っているからだ。

Street smart vs. book smart: 12 Differences https://www.psychmechanics.com/street-smart-vs-book-smart/

先日数学の話を少し書いたが、意外なところで数学の概念が役に立つことに気づいた。将来への不安や、現状への焦りで気持ちが落ち着かない時、「心を微分して考える」のはどうだろう?単に「今、この瞬間を生きる」だけではなくて、そこに「傾き(方向性)」という概念を取り込む。たとえ全体(積分値)が思わしくなくても、極限まで細分化した「今」という瞬間の傾きがわずかでも上を向いていれば、それは「うまくいっている」と言える。

中学生でも分かる微分の授業 https://youtube.com/shorts/aT695wMeaXA

「ぼくはまいにち、紙の舟をひとつずつ流れに浮かべる。見知らぬ国のだれかがそれをみつけて、僕のことを知ってくれるといいな」 これは、1913年に出版されたインドの思想家、ラビンドラナート・タゴールの散文詩集『三日月』の一節。思えば、自分が音を紡ぎはじめたのもこの感覚に近い。音は一度手を離れると風に舞い、空気を伝って、僕の知らない誰かの耳に届く。この詩を知っただけでも、タゴールに出会えた幸せを感じる。

ラビンドラナート・タゴール『三日月』 https://amzn.to/4f2u6jH

散歩やランニングみたいに足腰を鍛える運動は簡単にできるけれど、上半身を鍛えるとなると、やっぱり道具が欲しくなる。 ふと家を見渡してみたら、エアロバイクにルームランナーと、見事に足腰系ばかり……。ヨガマットの上で腹筋や腕立てはしているけど、以前ジムでベンチプレスをしていた時のような、あの強烈な「力み」が恋しくなる。 というわけで、30kgのアームバーを購入。 ただ、同じ道具使ってもこんなムキムキになれそうな予感は全然しない(笑)。

Power twister workout | full upper body https://youtu.be/CAMeSvYV7s8

ロックはもちろん、R&Bやヒップホップといったアメリカのメインストリーム音楽は、もはや「レガシー」の域に入っていて、型破りで新鮮な音楽に出会う機会が減ったのは確か。そんな中ゴスペルの世界では、「一体どうなってるの?」と仰天するような曲やクオリティの高い演奏にしばしば出会う。「神への賛美と希望」というメッセージさえブレなければ、すべての音楽スタイルがゴスペルになるという、超絶的な懐の深さがあるのだろう。才能が集まるのも頷ける。

You Are Good – Israel & New Breed https://youtu.be/5KiQDoWo5t4

音楽以外で時間を割いているのが語学と数学の勉強。教養のためではなく、実用を目指すからこそ現実とのギャップに気が遠くなる。英語だってそうだったから、習得には膨大な時間がかかるものだと割り切り、気長に取り組むのが大事。しかし、なぜ音楽だけは挫折を感じないのか。作曲を始めた時点で、すでに膨大な量の音楽が自分の中に蓄積され「準備が整っていた」のもあるが、一番には「他人と比較して優劣を考えない」からだと思う。ありがたい。

慶應大学講義 物理情報数学C 複素フーリエ級数からフーリエ変換へ https://youtu.be/VQorJcAoy-Q