フィンガー5 – フィンガー天国

タグ: 70年代ダンスエレクトロニックJポップ。 Categories: リミックス

トラックリスト

1. 恋のダイヤル6700 ~readymade 0524-6700 Mix~
2. 恋のダイヤル6700 ~Let’s go Young oh oh Mix~
3. 個人授業 ~AKAKAGE’s Private Lesson~
4. 恋のダイヤル6700 ~CAPTAIN FUNK ハイスクール ’99 Mix~

レーベル: Mercury Music Entertainment
カタログ番号: PHCL-3046
リリース日: April 21, 1999

コメンタリー

「恋のダイヤル6700」は1973年のリリースなので、レコード会社から頂いたDATテープに入っていた当時の録音素材は当然、メトロノームを使わないで一発録りされたものです。この頃はまだPro Toolsなどのハード・ディスク・レコーディング環境が普及しておらず、僕もメモリ数十メガのAKAIのサンプラーとMIDIシーケンサーを使って作業していたので、その素材をリミックス用に整理する「仕込み」だけで数日かかったことを覚えています。今なら数時間で出来る作業ですが、そういった面倒な作業をすることでアイデアが生まれることもありますし、何よりもローテックな機材と長時間格闘する忍耐力が必要ですから、あの時代はあの時代で良かったなと思う次第です。

リミックスを依頼された経緯についてはよく覚えていないのですが、当時Captain Funkの「Twist & Shout」を盛んにご自分のパーティーでスピンして下さっていた小西康陽さん(ピチカート・ファイブ)が企画者兼リミキサーとして参加するというのは事前に聞いていたので、この企画盤の目指すところはある程度予想出来ました。蓋を開けてみたら同じ曲のリミックスで二人のアイデアが被っていた、というのは避けたい事態ですから、収録曲にバリエーションを持たせるためにも、自分は(そう期待されていたかも知れないことを承知で)あえてあからさまなビッグビート的アプローチを取らないようにしました。

僕の方のリミックスのコンセプトはタイトルからもお分かりのように、80年代初期のジャパニーズ・テクノポップです。今聴いても、このアレンジを選んだのは適切だったと思います。

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Tatsuya Oe Updated: 11月 15, 2021