Tatsuya’s daily notes with his favorites of the day.
For the older posts, please check his Japanese blog called “Findings.”

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EW&Fというバンドを偉大にしたのは、親方であるモーリス・ホワイトの壮大なビジョンや統率力によるところが大きい。けれど音楽的には、弟ヴァーディンのベースアレンジが大きく貢献しているように思う。 彼のスタイルはいわゆるファンク特有のシンコペーションの反復ではなく、むしろポール・マッカートニーやモータウン的なランニングベース、あるいは対位法的なアプローチの応用に聴こえる。…と思ったら、インタビューで本人がまさにそう語っていた(笑)。

Earth, Wind & Fire – Can't Let Go (bass tab) https://youtu.be/ZCFOhAynZ1A

EW&Fというバンドを偉大にしたのは、親方であるモーリス・ホワイトの壮大なビジョンや統率力によるところが大きい。けれど音楽的には、弟ヴァーディンのベースアレンジが大きく貢献しているように思う。 彼のスタイルはいわゆるファンク特有のシンコペーションの反復ではなく、むしろポール・マッカートニーやモータウン的なランニングベース、あるいは対位法的なアプローチの応用に聴こえる。…と思ったら、インタビューで本人がまさにそう語っていた(笑)。

Earth, Wind & Fire – Can't Let Go (bass tab) https://youtu.be/ZCFOhAynZ1A

手軽に陶芸気分を味わえる素材として「オーブン陶土」というものがあるが、海外では「ポリマークレイ」という素材が圧倒的に主流。しかし仕上がりは樹脂っぽくて、目指す方向性も質感も全くの別物。100均などでも買えるこのオーブン陶土は、陶芸文化が身近にある日本だからこそ生まれた、本当にユニークで素晴らしいクラフト素材だと思う。とは言え、造形に関しては今のところ、自分で作るよりも達人が作るプロセスを動画で眺める方が楽しい。

【オーブン陶土】 雨やどりペンスタンド https://youtu.be/8kCCH-FhEh4

先日の話の続き。僕は「価値が価格を生むのであって、逆はない」と思う。価格(お金)は価値の引換券でしかない。それが今は「価格が価格を生み、吊り上げる」だけで、誰もその背後にある意味を直視しようとしない。「インフレ」や「デフレ」という都合の良いラベルは、その本質を問う重みを失わせる。さらに言えば、世の中には「価格化されていない価値」が山ほどある。数字や統計も、現実を切り取った不完全な影絵に過ぎないのだ。

ジョナサン・ハスケル『無形資産が経済を支配する: 資本のない資本主義の正体』 https://link.amazon/B0aYR16th

渡米直後、モノやサービスの「価格」と「価値」の乖離に驚く毎日だった。デフレ時代の日本の企業努力や工夫に馴染んでいた自分にとって、価値に対して適正と思える値段の数倍から数十倍を支払うために猛烈に稼がなくてはならない人生は幸せなんだろうか?そんな疑問を抱いていた頃に出会った『メイカーズ』。著者が理想郷として描いた「デジタルと製造/DIYの融合」が実際に開花したのは、アメリカではなく中国その他のアジアの現場だった。

クリス・アンダーソン『MAKERS 21世紀の産業革命が始まる』 https://link.amazon/B0bOuWVyn

「Pain is inevitable. Suffering is optional.(痛みは避けがたいが、苦しみはこちら次第)」—2006年のヘラルド・トリビューン紙の記事でアマチュアランナーがこれをマントラ(呪文)として挙げた。同記事で、五輪銀メダリストのリディア・シモンは「マラソンの90%は脳。身体的なものは実は大したことがない」と語る。あの過酷なマラソンですらそうなのだとすれば、まして現実の痛みや苦しみなど…。

マラソンランナーにとって、すべては心(脳)の中にある – New York Times https://bit.ly/4zk5aLv

パラグ・カンナ『「接続性」の地政学』の中に、メルカトル図法による世界地図では面積が大きく歪むため、グリーンランドがアフリカ並みに大きく表示されていることに著者の娘が驚いたというエピソードがあった。トランプ氏は、まさにこのメルカトル図法サイズでグリーンランド獲得を夢見ていたんだろうと笑ってしまったのだが、地図サイト「The True Size Of…」で日本を見たら、想像以上に国土が大きくて長い…。自分も人のことは笑えない(笑)。

The True Size Of … https://thetruesize.com

名著『バブル』で知られる故・永野健二氏の講演を聴いた。同氏はバブルの真犯人を不動産や株ではなく、銀行や官僚システムだと説く。個人的には、実体経済よりもマネーだけが膨らむ今の日本の方がさらに危なっかしく思えるが、僕が興味あるのは犯人探しではない。「人は調子に乗り、流され、崩れれば自分以外に原因を求める」という、人間がもつ抗いようのない「習性」をどう乗り越えるか、これを自らの課題として向き合いたい。

永野健二 ジャーナリスト『バブル 日本迷走の原点』2017.3.15 https://youtu.be/6Sf04APvacY

ここ最近は特に、できるだけ自分の知らない音楽やリズムに触れたいという気持ちがあって、馴染みの曲や往年の「名曲」、懐メロの類いをあえて聴かないようにしている。 音楽に限らず、「あの時代は良かった」というような回顧をしない習慣をつけていると、今に全力投球できる気がするのだ。…と言いつつも、我ながら「自分に厳しすぎるな」と思ったので、今日は懐メロ紹介します(笑)。この歌手の方、いつもお名前が読めない…。

トレインチャ・オーステルハウス『Baby Be Mine(Michael Jackson)』 https://youtu.be/m-JEyVmgFU8

先日「現実を受け入れ、執着を手放す」という仏教的な現世観を書いた。ただ、現実にはコントロールできるものとそうでないものがあり、可能な領域には努力や時間を惜しまず取り組むことが大切だと思う。さらに言えば「現実逃避」という言葉はあるが、自分の内面やクリエイティビティを磨く営みに比べれば、むしろ現実こそが「逃避先」、つまり単なるアトラクションにすぎないとも言えるのではないだろうか。現実より大事なものを大切にしたい。

荘子『胡蝶の夢』 – Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%83%A1%E8%9D%B6%E3%81%AE%E5%A4%A2

映画『キャスト・アウェイ』を初めて見た。公開当時はDJと制作でまさしく本作のテーマ通り「時間に追われて」いた。 『ショーシャンクの空に』同様、物語の背景にはキリスト教的なメタファーが深く横たわっている。だが、両作に共通して印象的なのは、「絶対に諦めない」「生き抜く」という西洋的な克己心や意志だけではない。「まず、自分ではどうにもできない現実を受け入れ、執着を手放す」という、東洋的な諦念も力強く織り込まれている点だ。

Cast Away (2000) Trailer https://youtu.be/qGuOZPwLayY

NHK『まいにち中国語』の前期分120講座が明日で終わる。NHKの語学講座はそれこそ中学生の頃から時々聴いていたけれど、すべての講座を毎日聴き通したのは今回が初めて。とはいえ、テキストを読み込んでしっかり文字を追わないと、力がついた気がしない。 勉強を始めた理由は、ひとえにこのウェブサイトの一部だけでも中国語版のページを作りたいから。AIに自動翻訳してもらってもできるけれど、それだと自分が面白くないからね。

まいにち中国語 – NHK https://www.nhk.jp/p/rs/983PKQPYN7/

現在、30曲近くあるデモ曲を一つ一つ洗練させながら絞り込んでいる。アルバム全体のバランスや曲ごとの個性も考慮するが、一番大事にしているのは「自分自身がそのまま作り進めたいか、ワクワクできるか」。自分が面白いと思えないものに、情熱を注ぎ続けることはできない。ふと、染色芸術家・福本繁樹さんの動画を見返すことがある。お気に入りは冒頭3分間のトークで、彼はそこで「面白い」という言葉を10回も口にしているのだ。

展覧会「発現する布ーオセアニアの造形と福本繁樹/福本潮子」 https://youtu.be/zd-Qv52QV4I

ネット上で更新されているブログやジャーナルの中で、僕が唯一定期的に立ち寄るウェブサイトが『The Marginalian』だ。主宰者であるマリア・ポポーヴァ(ブルガリア出身)の書く知的な文章は、ネイティブでも難解だと言われていて、僕の中では故・松岡正剛さんの『千夜千冊』と重なる部分がある。それはさておき、「誠実に書く」というテーマに絞られたこのインタビュー自体がとても誠実な内容で、創作に関わる人は一聴の価値があると思う。

How to Write Something Truly Honest (Maria Popova) https://youtu.be/yb9Tz-RQFN4

経済学者ヴェブレンは『有閑階級の理論(1899)』で、新興の富裕層(成金)が学ぶ語学、礼儀作法、鑑賞眼といった教養は、見栄・自己顕示のためのステータス・シンボルに過ぎないと斬る一方、モノづくりに励む作家や技術者、学者の姿を高く評価した。利害関係や下心のない「ただ知りたい」「もっと上手く作りたい」という純粋な探求心こそが、真の発明や創造性を生む。彼はこれを「Idle Curiosity(無用の好奇心)」と名付けた。

OE – Idle Curiosity (2018 Re-recorded / Original 2002) https://youtu.be/eQjpdZnN7Sk

僕は実用品ではない新世代の陶芸や工芸作品に強く惹かれる。クラフトマンシップや確かな技術に裏打ちされた「目の前にある物質そのものの圧倒的な美」に出会うと、アーティストとエンジニアの境界線などほぼ無意味に思えてくる。対して、伝統的なアートや工芸の世界では、作家の生き様や思想、歴史的文脈、権威付けといった「物語(ナラティブ)」に重きを置く。我々が鑑賞・評価してきたのは「作品」ではなくて「人間」なのかもしれない。

Lacquer Sculpture: Floating Forms by 村本真吾 https://youtu.be/M31fYglvxBY

数多くのアスリートを勝利に導いたジオ・ヴァリアンテは、タイガー・ウッズらスーパーアチーバーを例に「最高のパフォーマンスを引き出すメンタル法則!」を熱く語る。チクセントミハイの「フロー理論」からニーチェ、フロイトまで賢人の知恵を紹介した揚げ句に、彼はこう締めるのだ。「結局ね、本を読んで、仲間と質の高い会話をして、ゴルフの打ちっぱなしをしてる今の生活が一番幸せなんですよ。お金かからないし。」そこに行くんかい(笑)。

No.1 Performance Psychologist: The Secret to High Performance and Excellence https://youtu.be/JOh-9iaPcGU