Tatsuya’s daily notes with his favorites of the day.
For the older posts, please check his Japanese blog called “Findings.”

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サミュエル・ウルマンは「年を重ねただけでは人は老いない。理想を失う時に初めて老いる」と言った。彼は同じ詩『青春』の中で、この「理想」とともに、好奇心、神からの美、希望、喜び、勇気、力の霊感などが人に若さを与えると説いている。ヴィクトール・フランクルが「生き甲斐」と呼んだものも、これに近いものだと思う。僕はこれに「自分が成長していると感じられること」を加えたい。年齢に関わらず、成長を実感できるなら、失望や憂いは些細な問題に過ぎない。

青春とは、心の若さである。 (角川文庫) https://amzn.to/45zvX96

サミュエル・ウルマンは「年を重ねただけでは人は老いない。理想を失う時に初めて老いる」と言った。彼は同じ詩『青春』の中で、この「理想」とともに、好奇心、神からの美、希望、喜び、勇気、力の霊感などが人に若さを与えると説いている。ヴィクトール・フランクルが「生き甲斐」と呼んだものも、これに近いものだと思う。僕はこれに「自分が成長していると感じられること」を加えたい。年齢に関わらず、成長を実感できるなら、失望や憂いは些細な問題に過ぎない。

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就寝前はジャズ・ピアノかアンビエント、あるいは自分の『Suchness』シリーズをよく聴く。ジャズ・ピアノではソロやトリオの演奏が多く、最近よく聴いているのはデニー・ザイトリンの新作『With a Song in My Heart』。ビル・エヴァンスと比較されることが多いが、彼のピアノはビルの演奏のような内省的で危うい感じはなく、むしろ大らかで広がりのある響きが特徴だ。精神科医でもある彼の流れるような音の運びは、夜に安心して聴ける。

Denny Zeitlin – I Didn’t Know What Time It Was https://youtu.be/fmOZDSCHsOE

幾つかのジャンルの音楽にはそこそこ詳しいけれど、音楽については文字情報や知識ではなく、実際に聴いた音やアートワークから感じる質感のようなもの、つまり耳と目を頼りに聴いてきた。最近はネット上のデータベースが充実してきたおかげで、事実関係を調べるのが遥かに楽になったが、元々人の情報には疎いので、周知の事実や裏話を全く知らないことがしばしばある。40年聴いてきたPatrice Rushenの曲でベースを弾いていたのはこの方だったんだ…。

Ready Freddie Washington Breaks Down his Most Iconic Bass Parts https://youtu.be/YuKnHEYh3p0

人は他人を裁くと快感物質が分泌されるという話をした。他人を自分の善悪や倫理観で裁いたり、レッテルを貼ることに優越感を感じるのは、それこそ人間がマンモスと共に暮らしていた時代から変わらないのだろう。たとえそれが自己満足や利己的だと言われても、他人に構う意識を少しでも自分の幸せを追うことにシフトできれば、人々は生きづらさから解放されるのではないか?そんなことを、NTSラジオのスローガン『Don’t Assume(決めつけないで)』を見て考える。

NTS | Don't Assume https://www.nts.live/

昨日触れた「勝者の呪い」は、少し物騒な名前だけど、この現象は不動産市場や企業買収ではよく見られ、「常に誰かが割高で買う」というスパイラル構造は簡単には崩れない。特にアメリカでは、あらゆる市場で「高い買い物だったけど、明日には誰かにさらに高値で売れるさ!」といった楽観的なマインドが強く、誰も「買って後悔」なんてしていないように見える。しかし、アート市場ではそのお祭りが終わりつつあるというニュースをよく目にするようになった。

美術品バブル崩壊、超富裕層のワースト投資先に | WSJ PickUp https://diamond.jp/articles/-/369035

オークションでは、落札者が出品物の市場価値を過大評価し、つい高値で落札してしまう傾向がある。で、「実際の価値より高く買ってしまった!」と、あとから悔しがる。これを行動経済学では「勝者の呪い」と呼ぶらしい。けど僕は、少しでも「値段を吹っかけてる」と感じたものには手を出さないタチなので、この説は全然しっくりこなかった。AIからは「あなたはオークションの対象外の人種で、戦略的脱落者とも言えます」との返事。「つまんねーヤツだな~」ってこと?

NHK『チコちゃんに叱られる!』PV https://youtu.be/ffnKWUIRHLU

スティーブン・ミランという男がFRBの理事に指名された。彼が昨年書いた論文が、トランプのハチャメチャな関税政策の行動指針になっていると言われている。エコノミストの熊野氏の解説通り、現政権の経済政策は「どう考えてもおかしいでしょ?」の連続だ。移民政策に関しては、”返り咲き”スティーブン・ミラーの、これまた極端に偏向した助言の影響が大きいと言われる。ジャーナリストやメディアは、この「二人のスティーブン」にもっと注目すべきだと思う。

トランプ大統領の教科書「ミラン論文」への反論 | 熊野 英生 | 第一生命経済研究所 https://www.dlri.co.jp/report/macro/442148.html

2000年を過ぎた頃、自宅でProTools HDを使ってヴォーカル録りやミックスダウンをする機会が増え、来客が多くなった。その際、よくデリバリーで注文したのがカレーの「オーベルジーヌ」だった。そのカレーが、ロケ弁として「すべらない話」で取り上げられるほど有名になったことを知ったのは、東京を離れてかなり後のこと。それにしても、なぜカレー屋のカレーって一度食べると、その味を忘れず記憶しているのだろうか。

【公式】欧風カレーオーベルジーヌ https://aubergine.link/

OEの次のアルバムの音源が完成し、今はその次のアルバムの構想を練っている。今年は堅い内容の本ばかり読んでいたので、リラックスした音楽を作るモードが続いていたのだが、その反動なのか、次はリズムやグルーヴがはっきりとした、躍動感のある音楽を作りたくなってきた。そこでハードディスクを調べてみると、長い間眠っていたディスコやハウスのスケッチが次々と。ところで、最近よく聴くのはSAULTの『10』。UKソウル/ダンスの全盛期を彷彿とさせる。

SAULT – T.H. https://youtu.be/Rd__F57LPAI

競馬についてはほぼ何も知らないが、今から30年ほど前に、1000近いレースのデータを集め、馬の様々な特性と組み合わせて予測プログラムを作成した人物がいたという記事に釘付けになった。様々な手法や論文を参考にしたらしいが、今で言うデータサイエンティスト&プログラマーがチームでやるような仕事を一人でこなし、ギャンブル沼に挑んだ結果、1ビリオンの実績を上げたというのだから驚かされる。しかも、その奥義を真っ当なビジネススクールで教えているとは。

Exclusive Interview with Bill Benter: Extended Version – YouTube https://youtu.be/Ptg2XFaEtLY

間もなくペルセウス座流星群が見頃を迎えるという。見やすい時間帯は、12日の深夜から13日の明け方あたりらしいが、残念ながら僕はバッチリ寝ている(笑)。今月も地球上では色々と不穏な出来事に振り回されそうだけど、星空はそんなことお構いなしに輝き続けてほしい。さて、22日発売の『Cosmic Funk Expo 2』のプレリリースリンクをお伝えします。リリース当日にはお知らせが届く仕組みになっていると思うので、ぜひチェックしてみてください!

MER – Cosmic Funk Expo 2: Vintage Electronic Jazz Funk Vibes https://lnk.to/WF4vdO

PBSやNPRなどの放送局に資金を供給してきたCPB(公共放送機構)が、ついに閉鎖に追い込まれることになった。各方面から寄付が集まりつつあるものの、大幅な予算削減を補うには到底足りないようだ。最近NHKとも提携した『Tiny Desk』のような人気音楽番組や、僕の好きなラジオ局も、いずれ消滅してしまうかもしれない。人々が膨大な創意工夫と時間をかけて築き上げた「レガシー」を、ここまであっけなく破壊するとは。

What CPB Shutdown Means For NPR, PBS | TIME https://time.com/7307069/corporation-for-public-broadcasting-pbs-npr/

日本の禅僧の方が書かれた本はもちろん、禅の業界誌(?)も買って読んだことがあるくらい、禅文化にはそれなりに関心がある。ただ、戒律や儀式(修行や鍛錬)が厳格すぎて、勝手気ままに生きたい僕のような人間には、どこか近寄りがたい面も。それに対して、ベトナム出身の禅僧ティック・ナット・ハンが説く教えは、もっと大らかで、現代を生きる僕らに寄り添ってくれる優しさがある。就寝前に彼の著書『The Art of Living』のオーディオブックを聴いている。

Thich Nhat Hanh – The Art of Living https://amzn.to/41nlH2v

8月上旬に木星と金星が接近するというニュースを見ていたところ、『ZWO Astronomy Photographer of the Year 2025』という記事に出会った。ZWOとは、天体望遠鏡などを製造している中国のメーカーで、最近では『See Star』という画期的な商品で注目を集めている。自分にとって音楽は聴くよりも作る方がより楽しいけど、天体写真はハードルが高すぎて、撮るよりも鑑賞する方が断然面白い。

ZWO Astronomy Photographer of the Year 2025 | BBC Sky at Night Magazine http://bit.ly/479duTe

僕が小学校で鑑賞した映画と言えば、昔話のアニメや交通安全の映画くらいしか記憶にない。しかし、80年代に小学校に通った多くの人々は、この『砂漠の冒険』という映画を見せられたらしい。早回しで確認してみたが、少年が載った飛行機が墜落し、一人砂漠を彷徨うというサバイバル映画としてはかなり過酷な内容だった。ダチョウの卵を焼いて食べ、ブッシュマンに石を投げられながらも生き抜く主人公がタフすぎる…。文部省もどえらい映画を選んだものだ。

Lost In The Desert (Dirkie) (1969) SA Adventure/Drama/Thriller https://youtu.be/xLXJXHjrGnU

NPR(公共放送)系のラジオ局では、ブラジルや日本などアメリカ以外のアーティストの曲も選曲されることがある。先日、故Orlandivoの『Onde Anda O Meu Amor』を、数十年ぶりに聴いた。学生の頃よく聴いていたこのCDアルバム、音源にレコード針の音が入っていて、海賊版っぽかったのを覚えている。彼は60年代初期に『日本のサンバ』という可愛らしい曲を発表しているが、和風を目指しながらもフレーズがモロに中国風だった点はご愛嬌。

Orlandivo – Onde Anda O Meu Amor https://youtu.be/O6LuulwamGw

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