Tatsuya’s daily notes with his favorites of the day.
For the older posts, please check his Japanese blog called “Findings.”
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パンチの効いたビートやボーカルを作る際、アタックにTR-808のハイハットやホワイトノイズを薄く重ねると、キックやスネアの解像度が劇的に上がることがある。ハット特有の鋭い「チッ」という音には、10k〜16kHz付近の非常に純度の高いエネルギーが含まれているからだ(単体で聴くとキツイ)。この帯域を超えると人間には聞こえない「超音波」の領域に入るが、犬にとってはここからが本番の可聴範囲となる。犬笛を眺めながら、そんな音の境界線に思いをはせる。
【犬笛による呼び戻し】
https://youtu.be/q2AXwSG7jDg
パンチの効いたビートやボーカルを作る際、アタックにTR-808のハイハットやホワイトノイズを薄く重ねると、キックやスネアの解像度が劇的に上がることがある。ハット特有の鋭い「チッ」という音には、10k〜16kHz付近の非常に純度の高いエネルギーが含まれているからだ(単体で聴くとキツイ)。この帯域を超えると人間には聞こえない「超音波」の領域に入るが、犬にとってはここからが本番の可聴範囲となる。犬笛を眺めながら、そんな音の境界線に思いをはせる。
【犬笛による呼び戻し】
https://youtu.be/q2AXwSG7jDg
ハリウッド映画界には「Temp Love」という用語がある。制作が猛烈なスピードで進むため、最終的な劇伴が完成するまで、映像には多くの「仮の音楽」が当てられる。有名曲等が使われると、監督はその曲に執着し、作曲家に酷似した曲を求めてしまう。この「仮の音楽への執着とプレッシャー」への対応に苦心する作曲家は多いようだ。僕の既存曲が映像に使われるのは歓迎だけど、あえて書き下ろしの仕事を請けないのは、こうした風潮も理由の一つかもしれない。
この「Rakuen」という曲は、2019年リリースの『Oceans』に収録されているが、最初のバージョンを作ったのはそのずっと前、OE『Director’s Cut』を制作していた頃だったと思う。曲の雰囲気の通り南の島をイメージして作ったのだけれど、当時実際に行ったことのある島は沖縄くらいだった。その後、常夏の島で暮らしてみた後でこの曲を聴くと、頭に浮かぶ映像が俄然リアルなものになった。年中半袖&短パン生活を目指して、今日も頑張るか(笑)。
Captain Funk – Rakuen #downtempo #rnb #mellowbeats
https://www.youtube.com/watch?v=YuQqVF3Ij5U
『ピクサーの舞台裏という記録映像を観た。脚本や衣装など、専任の担当者が作った雛形に対し全参加者が意見を出し、それが原案よりも良ければ即座に採用・修正される、徹底的に民主主義的なチームワークが貫かれていて驚く。「最大公約数的なベスト」を追求するのはピクサーの真骨頂だが、近年のディズニー周辺のクリエイションの傾向として「“正しく”作らねばならない」という道徳的/倫理的な規律が強くなりすぎて、現場が窒息しないか心配も少々。
Inside Pixar | Official Trailer | Disney+
https://youtu.be/BmYhYPNbhtw
自律神経とホルモン。日常でよく耳にする言葉だが、専門家ですらその「仕組みの違い」は理解していても、「どちらが原因か」を特定するのは極めて難しいという。ところで、テストステロンは誤解されがちな「攻撃のスイッチ」ではなく、年齢や性別を問わず、自分が属する場所で「いかに価値ある存在であり続けるか」を支える、極めて“社会的なホルモン”らしい。「自分らしく、社会の中で価値を感じて生きる」ことは、誰にとっても大切なことだと思う。
「なぜテストステロンは医学界でしばしば誤解されるのか?」(英語)| testosteronology
https://bit.ly/3PnWtxG
映画『ボビー・フィッシャーを探して』のモデルの天才チェス少年で、その後太極拳からフォイリング(通称「飛ぶヨット」)までを極める「上達の達人」ジョシュ・ウェイツキンは、自身の体調管理のためにHRV(心拍変動)を常に測定していると聞いた。僕も前から興味があったのだが、成人してこのかた腕時計すら殆どしたことのない僕はスマートウォッチを腕に装着するのに抵抗があった。ついに重い腰を上げて1つ手に入れたのだけど、これ着けて寝られるかな…。
最重要なものを鍛える技術 (MIQプロセス) | Josh Waitzkin & Dr. Andrew Huberman
https://youtu.be/UnGtVDU-Yw4
「言語化」ばかりがもてはやされる風潮には少し抵抗がある。英語圏の音楽ライセンス業界では、ずっと前から「自分の曲を言語化し、検索できるキーワードや説明に落とし込む力」が必須のスキルだった。知らない単語を覚えたことは勉強になったが、「耳で楽しむものを文字にするほど野暮なことはない」という思いは今も強い。僕は絵心がないので、言語化よりも、伝えたいことや相手から聞いた情報を的確に絵にできる「視覚化能力(描写力)」がもっと欲しい。
浜田雅功が個展開催。画伯のアート活動に賛否の声
https://bit.ly/4saOTp3
次の作品をどうまとめようか思案中。久々に歌物を作りたいと思って数十曲スケッチを作ったのだけど、歌詞とヴォーカルをどうしようかと考え出すと途端に手が止まる。実は、僕は大の音楽好きの割に、言語を問わず、歌詞に注目して深く浸る事はあまりない。でも、中身のない言葉が載った曲は、言語を問わず、耐えられない(笑)。1971年の言葉が、2026年の今、色あせるどころか、むしろこれまでになく切実なリアリティを持って鳴り響く。
Marvin Gaye – What's Going On (1971)(Lyric Video)
https://youtu.be/KDK7TiEiMOI
3月は事務作業が多く、音楽を浴びる時間が減る。散歩や運動中は語学番組やオーディオブックを聴くことが多く、音楽の出番が少ない。間もなく運動公園の近くに引っ越す予定なので、そこで音楽を聴きながら安全に歩こうと思う。日本では自転車の交通違反が厳格化されるが、歩行者にとって、接近してくる自転車の動きや距離感が(自動車のそれと違って)どれだけ予測不能で、ランダムで怖いかを、運転者側に理解・想像させるのは絶望的に難しい。
OE – Sky High (Short Edit) #electronic #funk #techno #contemporarymusic
https://www.youtube.com/shorts/0OboG1K-inM
昨年末に「今年はAIチャットによくお世話になった」と書いてまだ2か月だが、このところめっきり使う頻度が減り、サブスクもやめた。期待できる答えが返ってくる分野が意外と限られている(コーディングとか)ことが分かったので、それ以外のことを真剣に聞くだけ時間の無駄と思うようになったというのが近い。Redditとかでは「ChatGPT最近、マジでムカつくし、うざい」などと言われているが、機械相手に感情的になるくらいなら、電源を切って外に出よう。
Thundercat – It Is What It Is(それが現実だ/仕方ない)
https://youtu.be/lqDs_quhy0I
大学生の頃に読んだマリー・シェーファーの『サウンド・エデュケーション』。彼が示した「サウンドスケープ(音の風景)」という概念は、音を取り巻く環境や生態系など「音との関係性」を問い直すきっかけをくれた。後に環境庁が「日本の音風景100選」を選定したが、収録音のチョイスやクオリティの素晴らしさはさておき、その実態は「音の風景」というよりも「風景の音(フィールドレコーディング)」に近い感じがした。ここに、あえてパルス音でも混ぜてみたい(笑)。
R. MURRAY SCHAFER: LISTEN | National Film Board of Canada
https://youtu.be/rOlxuXHWfHw
「映画にドラマはいらない。ただそこに人間がいて、何かが匂ってくればいいんだ」。かつて小津安二郎はインタビューでそう語ったという。ドゥルーズは小津の映像を「純粋な視覚的・聴覚的状況」と呼んだ。映像デザイン、あるいは環境映像的か。確かに小津の映画は無音でも楽しめる。彼はあの時代、すでに我々とは違う次元で映画を捉えていたのだろう。小津に影響を受けたという米映画『コロンバス』を観ながら、そんなことを考えた。
映画『コロンバス』予告編
https://youtu.be/FawH3iR5Ems
ロン・ハワード監督による、マペット作家ジム・ヘンソンのドキュメンタリーを見た。想像以上にエネルギッシュで、多忙な創作人生に驚かされる。 幼少期に親しんだ『セサミ・ストリート』に対し、『ダーク・クリスタル』や『ラビリンス』、『ストーリーテラー』といったダークファンタジーは、当時「やんちゃなファンク青年」(笑)だった僕は夢中にはなれなかった。ただ、この時代のジムなしでは、ギレルモ・デル・トロやジェームズ・キャメロンなどの異才が頭角を現さなかったかもしれない。
Jim Henson Idea Man | Official Trailer
https://youtu.be/iyGFV6VIxkI
今朝、英語圏のSNSでは「エヌビディアは実際に利益を出している。どこが一体AIバブルなんだ?」という暴論が飛び交っていた。実のところ、株価よりも売上が膨張している状況こそバブルとして深刻だ。「売れているから大丈夫」という主張は、裏を返せば「売れなくなった瞬間に、それを支える理屈が何一つなくなる」という危うさと表裏一体だから。日本をダンスフロアにしてどんちゃん騒ぎをしている海外の機関投資家に要注意。音楽が止まった時、彼らはいない。
エドワード・チャンセラー 『新訳 バブルの歴史』
https://amzn.to/4rBaq9L
子どもの頃から数年に一度は引っ越しをしてきた。国内外あわせて、少なくとも15か所前後は住んだことがある。どの街にも相性の良し悪しがあり、当然ながら自分にとって完璧な場所はない。ただ、環境を変えれば必ず何か気付きを得られるから、悩むヒマがあれば行動してしまったほうが早い。若い頃は故郷がないことを寂しく思ったこともあるが、移動と再訪を繰り返すうちに、故郷とは結局、自分の記憶の中にしか存在しないのだと割り切れるようになった。
Soul II Soul, Caron Wheeler – Keep On Movin'
https://youtu.be/1iQl46-zIcM
白地に黒の四角が2個あった時、その間が徐々に狭くなって一つに見えてしまう仕掛けがあるとする。どこまで差が小さくなったら一つに融合して見えるかを測った時、2.1kHz(少し高めの音)を聞きながらその仕掛けを見た被験者は、その差の見極めが鋭くなったという。音で視力がよりクリアになったりぼやけたりするというのは、とても興味深い。私たちの五感は独立しているのではなく、脳の中で複雑に響き合い、一つの世界を作り上げている。
Captain Funk – Girlfriend #disco #funk #housemusic #uplifting
https://www.youtube.com/shorts/zdsgFdOcIKg

