Tatsuya Oe (Captain Funk/Dark Model) - Japanese Blog -
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Dark Model ファースト・アルバム・レビュー第4弾

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Home>Findings Top > Dark Model > Dark Model ファースト・アルバム・レビュー第4弾
Dark ModelDark Model アルバム・レビューYoutubeリリース楽曲試聴視点
May 19, 2014

Dark Modelでは単にオーケストラとEDM/ダブステップを融合させるという音楽的な試みだけではなく、それぞれの楽曲を通じて「Instrumental Narrative(音楽の物語)」を伝えることに主眼があります。今日紹介する新曲5曲からも、その辺りを感じ取ってもらえると嬉しいです。

Dark Model のアルバムが発売され、各方面からアルバムを購入されたという話を聞いています。CDを販売しているCD Baby の方も出足は好調で、週明けには追加ストックの依頼が来るのではないかと予想しています。購入して頂いた方にここでお礼を申し上げます。

米国ではアルバム・レビューが続々と掲載され、僕も徐々に把握できなくなってきました(笑)。分かる範囲で、Wordkrapht とTokyo’s Coolest Sound というサイトを紹介します。Wordkrapht の方はかなり詳細にレビューを、そして Tokyo’s Coolest Sound の方では丁寧にアルバム関連情報を掲載して頂いています。お伝えするのが遅くなりましたが、日本ではYahoo! News (ナタリー)が取り上げて下さっています。

Wordkrapht – Dark Model アルバムレビュー

「Dark Modelは騎士が戦場に乗り込むが如く、新旧様々な音楽の融合と再定義に挑んでいる。このプロジェクトのブレインでありDJ Captain Funkとしても知られているタツヤオオエは、シネマティックなオーケストレーションとエッジーなエレクトロニック・ミュージックをブレンドさせ、殆ど誰も達成できないであろう強烈さを持った音楽を作り出している。」

Dark Model_Review_Wordkrapht_0516

Tokyo’s Coolest Sound – Dark Model リリース・ニュース

Dark Model_TokyosCoolestCound_0517_sm

Yahoo! ニュース – 「オオエタツヤ、新プロジェクトでダンス&オーケストラ融合」

Dark Model on Yahoo_News

先日紹介したParadise Jam & Akao によるビデオクリップの方は、早くも第3弾に突入しています。第2弾もここではまだ紹介していなかったので、今日はまず第2弾の3本から紹介しておきます。

“Close to Infinity” はハードヒットなパーカション、オーケストラ・サウンド、そしてクワイアをフィーチャー、”Moment of Truth” はドラムライン(マーチングドラム)的なビートとブレイクビートの上にオーケストラサウンドが載る、どちらもアップリフティングな曲です。Dark Modelの音楽はよりオーケストラ寄り、よりライブな響きがあるものの、この辺りは初期の頃から僕の音楽を聴いてくれている方なら、以前からの繋がりを見出だせるサウンドなのではないかと思います。”Broken Arrows” は以前SoundCloudからのクリップを紹介しましたね。

3. Close to Infinity

11. Moment of Truth

4. Broken Arrows

そして第4弾の今日公開した2本は、”Hope is Never Gone” と”Candle in the Desert” です。タイトルから伺えるように、Dark Model の中では比較的穏便な(笑)曲です。Dark Model というアーティスト名とアートワーク等から、このプロジェクトをかなりダークでヘヴィなものだと捉える方もいるかも知れませんが、実はこのプロジェクトのテーマはその印象よりはもっとポジティブなところにあります。ダークな世界においても”Hope is Never Gone” 、つまり希望は消えることはない。砂漠にゆらめく炎の様なはかなさ、孤独感を感じたとしても強く生きる、そんなメッセージを込めています。

“Hope is Never Gone” はアルバムの中では珍しくトランス的なテイストのあるオーケストラ・エレクトロニック楽曲、”Candle in the Desert”はシンプルなピアノフレーズをメインにした、多少サイケデリックな雰囲気を持つサウンドトラックです。

6. Hope is Never Gone

7. Candle in the Desert

これらの一連の楽曲を聴いて頂ければ、Dark Model が単にオーケストラとEDM/ダブステップを融合させるという音楽的な試みだけでなく(単なる「音楽遊び」「ジャンル遊び」ではなく)、そういった音楽を通じて “Instrumental Narrative” (音楽の物語)を作ることに主眼があることが分かって頂けるのではないかと思います。

DJはもちろん、映画制作やアニメーションなど時間を伴った表現全てにおいて言える事かも知れませんが、音楽作りは「ストーリーを紡ぐ」ということが先にあって、スタイルやテクニックはそれを具体化させるために後から(時々は横から)求められるものだと考えています。とはいえ、スタイルやテクニック、アーティキュレーション(メリハリ)が稚拙だと、伝わるストーリーも伝わらなくなるので、どちらも大切なのは確かですね。そう考えて日々精進しています。


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Tatsuya Oe Updated: 2024/11/6 水曜日

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9 November 2025

化粧品メーカーの創業者、エスティ・ローダーの生い立ちや起業の背景については、アメリカでもあまり知られていない。彼女の自叙伝は絶版となっており、中古本でさえ高値で取引されているが、Internet Archiveを利用すれば頑張って読むこともできる。売上総利益率73%と、今や飛び抜けて高収益な企業も、始まりはエスティの草の根的な普及活動に端を発している。僕が翻訳本出したい程に、読み応えのあった本の一つ。

ESTEE by Estee Lauder https://amzn.to/4qPFFy7

No Title
9 November 2025

7日にDark Model『Stripped Mixes』が発売されました。Dark Modelは重厚なアレンジが特徴的ですが、今回収録の楽曲はその“鎧”を脱ぎ、ストリングスやリズムなど一部の要素に焦点を絞って再構築したミックスが中心となっています。Dark Model専用のYouTubeチャンネル(@DarkModelOfficial)にこのアルバムのメドレーをアップしたので、それも併せてお楽しみください。

Dark Model – Stripped Mixes (Album Medley) @DarkModelOfficial https://youtu.be/5tWxFIaf9ig

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7 November 2025

レーベルを立ち上げて3年目の頃、僕は全国の千近くある店舗に、注文書付きのプレスリリースを一通一通FAXで送っていた。それを聞いた当時のディストリビューターの反応は「それは砂漠に水を撒くようなものですよ」。インディペンデントに事業をやる者が肥沃な土地に水を撒くチャンスなどあるはずもないから、「砂に水をやる」ことを躊躇していては何も始まらない。試行錯誤しているうちに砂漠は形を変え、新しい生態系を生み、自分も成長する。

ガーデニングのイラスト「水やりをする女性」 | いらすとや https://www.irasutoya.com/2013/02/blog-post_4871.html

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