Tatsuya Oe (Captain Funk/Dark Model) - Japanese Blog -
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着実さんとせっかち君が交差する世界

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リミックス視点音楽解釈
Jun 28, 2007

ラジオの電話インタビューや海外への荷物の発送やらに奔走していたのですが、この手の仕事は絵面(えづら)的にダイナミックな動きがないので、今日は文字中心でお送りしますね。明日はDJ、明後日から週明けまでスタジオでレコーディングなので、また動きのある絵が撮れるといいなと思っています。

そうそう、昨日は訳あって”Hey Boy,Hey Girl”のEnxtended Mix を作りました。より音がマッシブに、よりDJ的にかけやすい長さにしたのですが、僕本人のDJは相変わらずアナログ12インチ中心なので、やはり12インチが欲しいのが本音です。よく「アルバムのアナログ盤を出す予定はないんですか?」と聞かれるのですが、タイトにタイトに対応していかないと自腹商売ですのでね…派手な大盤振るまいや一発狙いで自爆するより、着実にやっていきたいと思います。でも、サウンド自体はこれからも着実なもの、安全パイなものは作らないのでご安心下さい(笑)。

先日のDiana Ross & The Supremes に引き続き、今日は海外から2つほどリミックスの依頼の相談を受けました。一つは滅茶苦茶面白いネタを持ったレーベルのリミックスなのですが、この手の場合リミックスをしたい曲がアーティスト同志でバッティングする事も多く、まずはチョイスが大変です。ちなみに僕がリミックスしたいと思った曲は PeachesとLCD Soundsystem が名乗りを上げているとか…。まあ、どんな曲でもかかってこんかい!な気持ちで頑張ります。

そういえば、先日AppleのiMSを見たら、何故かフィンガー5の超懐かしいリミックスと、昨年手掛けたZombie Nation のリミックスの人気が高かったんですよね…、とても興味深かったです。フィンガー5の方は丁度ビッグ・ビート全盛の時に依頼された仕事ですから、企画側の意図としてはそういうリミックスを期待されたのでしょうが、あえてそういう”モロトレンド”なアレンジにしなかったことが今頃になって吉と出ているのかなと感じました。かなりキッチュなテクノポップになってます。

ただ、僕の場合そういった「バッチリなタイミングでバッチリなものを作らない」天の邪鬼さが弱点でもあるんですね。やっている最中はあまりレスポンスがなくて、何年か経ってから「あれは良かった」と好意的な反応や大きなレスポンスを頂けることが何故か多いのです。そしてその頃には既に自分でもやってたことを忘れてたり、興味が次に進んでいたりする…せっかちで待てない性格なのも災いしているかも知れません。

ああ、一度でいいからバッチリ時代とシンクロした人生を歩んでみたい(笑)。


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Tatsuya Oe Updated: 2015/10/22 木曜日

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「価値というのは、手持ちのお金がたとえゼロになっても残るもの」だと考えているのだけれど、皮肉なことに、世の中はその逆に進む。価格と価値というものは似て非なるものだが、世間が「投資」と呼び、血眼になって追いかけているのは価格の方であって、人や社会、モノの価値をじっくり高めようという動きは、ますます見られなくなってきた。人間はどこかでそれを諦めたのだろうか、とすら感じることがあるし、その傲慢さのしっぺ返しが、いつか来るのかもしれないとも思う。

『まぐれ―投資家はなぜ、運を実力と勘違いするのか』 https://amzn.to/3LpRJG8

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ジョン万次郎=幕末の頃アメリカに渡った初めての日本人、ということはうっすら覚えていたけれど、先日たまたま彼の生涯を紹介したテレビ番組を見て驚いた。普通なら何度命を落としていてもおかしくないほど波乱に満ちた人生を切り抜けられたのは、本人の精神力や努力の賜物であるのは言うまでもないが、やはり並外れた強運の持ち主だったのだろう。それと同じくらい、ジョン万次郎資料館の名誉館長があの「こんばんみ」の人であることにもびっくり。

ジョン万次郎の生涯 – ジョン万次郎資料館公式サイト https://www.johnmung.info/john_syougai.htm

https://www.tatsuyaoe.com/microblog/

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