Tatsuya Oe (Captain Funk/Dark Model) - Japanese Blog -
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タツヤ・オオエ インタビュー 2018 春 Vol.5(最終回)-「インディペンデントに創作をする」ということ2

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Home>Findings Top > OE > タツヤ・オオエ インタビュー 2018 春 Vol.5(最終回)-「インディペンデントに創作をする」ということ2
インタビュー米国視点音楽ビジネス
Apr 5, 2018
Tatsuya Oe - Interview 2018 Spring

Contents

  • 1 自分の名義の作品を残すこと
  • 2 アメリカでの反響
  • 3 マネジメントと「360度マーケティング」

自分の名義の作品を残すこと

デ: アメリカに拠点を移してから、さらにその「創作者としてのスタンスに力を入れる」という考え方も定まって来たんじゃない?ある意味、吹っ切れたというか。なんでかというと、ものすごいペースでアルバムを発表してるじゃん。Dark Modelももうすでに2枚出したでしょう。OEも今もう2枚出したでしょう。しかも、その間に日本からアメリカに拠点移して、引っ越しって言っても国外引っ越しだったしさ、環境も全然違うだろうし、その間にこれだけのボリュームの作品を作るというのはなかなか出来ないよね。これは、さっき言っていた「記録に残す」ということと関係しているのかな?

オオエ: うん、そうだね。でも、「記録にきちんと残さないといけない」という考え方は、Model Electronic(オオエのレーベル・会社)を始めてから、もっと言ったら、この5年くらいで強まったことなんだよね。前はそこまで考えてなかった。

デ: あーそう?

オオエ: うん、特に初期なんて、そういうふうには全く考えてなかった。というか、出来なかった。リミックスなんて何百ってやったけど、リミックスって究極的には自分の作品ではないから。DJとリミックスをやってれば、確かに生計は立てられるだろうけど、自分の作品っていう意味では、後世に何も残していない、ということになるわけ。だからやっぱり初期の頃、リミックスをやりすぎて、自分のアルバムを作る時間がないのが、ものすごくフラストレーションになってしまった。そうこうして年がら年中リミックスの仕事ばかりしている間に、アイデアも自分のスタンスも変わってきちゃったり。そのサイクルの中でたまにアルバム出したとしても、以前のものと全然違う作風のものになっちゃうってことがある。はたから見て、ある名義の作品だけに着目すると、突然ブランクを経て変異したように見えるんだけど、実は毎日の色々な仕事の中で心境の変化と言うか、創作に対する考え方もスキルも、実はそのインターバルの間に水面下で大きく変化していってるものなんだ。

世間的には、Captain Funkとして、もしくはOEとしては、3年ぶり4年ぶりのアルバムですってなるから、3年あけてみると、どひゃー!!えらい違うなぁみたいなね。結果としてはそうなるんだけど、実はその間にものすごい色々な人との仕事をやっていたわけなんだよ。でも、自分の名義でコンスタントに作品をリリースしていないとその変化がね、やっぱ形として見えずらくなっちゃうし、ブツ切れ・細切れの「記録」になっちゃうわけだよ。だったら、自分のため自分自身のためにちゃんと音楽を作って、作品を出していった方が、作風の変化も自分でも分かるし、コントロール取れるし、表にもちゃんと伝わっていくのかなって、そのほうがいいなぁってのは思ったよね。

デ: 今回のOEの2枚組は、僕的には、すごく良いタイミングに出したなって思ったけど、そこはどうなの?

オオエ: うん、そう言ってもらえると嬉しいけどね。まぁ、そういうのもあって、OEはこのタイミングで出しておかないとって。自分の心境とか創作の作り方、クオリティに関してもひっくるめて、今の時期かなってのは直感で思ったんだよね。

デ: あ、そうそう皆さん、OEってね、読み方(オー・イー)ですよ。これ、OE(オー・イー)っていう読み方だから。それ、僕もさっき知ったんだけど(笑)。

オオエ: そうそう、オーエじゃないんですよ(笑)。オーとイーなんですよ。ジェイ・ジーみたいなことですよ(笑)

デ: (笑)

アメリカでの反響

デ: ところでさ、これも雑談で言ってたことなので、オフレコにしていいのかわからないけど、だめだったらカットでいいので、最後に聴いてみたいんだけどさ。OEじゃなくて、Dark Modelね、あれ出したときに、多分だけど業界というか、ダンス・ミュージックとか映画業界の人は衝撃的だったと思うんですよ、日本はさておき、アメリカではね、すごいの出ちゃったーっていうね(笑)。けっこう話題に上ってたよね。

オオエ: えー、そうかなー。そういう風に思ったのかなあ、分からないけど。静かにそう思ってくれたのかな(笑)。プレスとかの反応を見ると、若干そんな感じもあったかも知れないけど。

デ: いや、いや、思ったと思いますよ、絶対。現にそれで、Dark Modelの一枚目が出た時に、カルヴィン・ハリスとかDeadmau5を抱えている事務所のマネージャーがね、LAから声をかけてきたわけですよ。まぁ、要はスカウト的なね。

オオエ: ああ、そうね。普通にこのウェブサイトに連絡が来た(笑)。

デ: カルヴィン・ハリス聞いたことがない人は、ググってほしいけど。今や、年収50億、60億のスターですよ(笑)。ミュージシャンというかDJというかね。そこの事務所の人から連絡があったわけ。

オオエ: うん。Dark Modelを聴いて連絡してきて、事務所のみんなに聴かせてるって。今どういう形態で仕事をしているのかとか、権利をどう管理しているのかとか、ライブはやるの?とか聞かれた。次に、今名前が挙がったアーティストの片方がやってるレーベルのA&Rから連絡が来て、手始めに彼のリミックスからやってみないかって誘われたんだ。

デ: でも、お断りしたと(笑)。えーーー!!っていう、僕びっくりで。もう。なんで?なんでなの?そこ詳しく聞かせてよ。日本人アーティストでそんなところからわざわざお呼びかかった人いないでしょ?何でオファーを却下しちゃったのっていうね(笑)。

マネジメントと「360度マーケティング」

デ: まぁ、でもこのインタビューの流れ的には、大体予想がつくんだけど、やっぱり今、話を聞いてると、もしあの時に「イエス」って言っちゃったら、タツヤが一生懸命に作ってきたインディペンデントな活動のバランスが崩れる予感がしたんだよね?だから断ったんでしょう?

オオエ: うん、そうだね。それは当たってますね。彼らマネージメントっていう組織としての儲け方と、自分が今までやってきた創作活動やビジネスのスタンスとか、活動の時間軸の間にどれほど接点があるのかっていうところをまず見極めなきゃいけないなって思うわけ。あともちろん会社として、どういうスタッフ構成や働き方で運営しているかも大事だよね。

アメリカの会社って、日本と違って本当にすぐに人が辞めるじゃない?だから僕に声をかけてきた人だって、明日すら在籍しているかどうか分からない。辞めるかもしれないしさ。っていうか、自分が明日もその会社に居続けられるように、僕に声をかけてるわけ。要するに「自分がハントしてきたアーティストだから、こいつを世話するので、この会社にいさせてください」っていうことなわけよ。その事務所に関わらず、アメリカのマネジメント会社やエージェンシーの場合は特に、マネジャーやエージェントが居場所を確保するために人材をハンティングするわけ。しかも、かなり短期で成果を出さなければハンティングした方も、された方も居場所がなくなる。他の世界でも、ヘッドハンティングとか人材のブローカーってのは、みんなそうでしょう。

さっきのインディペンデントっていう意味で言うと、ここ10年位の傾向として、マネージメント会社は「360度マネージメント/マーケティング」って言って、要するに著作権から出演料からブッキングから全部扱うっていうケースが増えてるのね。響きはスマートだけど、要は丸ごといただきますよ!っていうね(笑)。実際のところは、あらゆる分野の稼ぎを全部足しあげて、ようやく昔の音楽業界位の稼ぎになるっていう、世知辛い事情があるんだと思う。

とはいえ、通常ツアーに出たり、メディアに出なきゃいけないアーティストが360度、全部自分が自分で管理するってのはまず不可能だから、そういうマネージメント会社とかエージェントというかマネージャーが必要だし、普通はめちゃくちゃありがたいわけ。前回の話じゃないけど、本人は創作はどうあれ、広告塔としてのアーティスト活動に徹していられるからね。

ただ、僕の場合は、規模は違うかもしれないけど、自分が360度管理してきたわけだから、完全に向こうと被っちゃうわけよ。だから、一緒にやる接点を見いだせなかったということかな。

デ: あーそうだよね。確かに100%被っちゃうね(笑)。

オオエ:もう一つ、断った理由としてはね…、彼らの最近の音楽をあまり聴いたことがなかった。

デ: えーーー!!!

二人: (爆笑)


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