マイクロブログ・アーカイブズ 2024年7月
電子書籍よりも本を買って読む機会が増えている。長らくオンライン/デジタル生活でモノを減らすことに意識が向いていたけれど、最近はオフラインの時間を出来るだけ増やしたいという気持ちが強くなった。サーチエンジンも極力使わない。仕事上のやり取りに関しては引き続きテクノロジーを活用しつつも、創作や発想、娯楽に関しては「レス・デジタル」な方向で考えてみたい。
電子書籍よりも本を買って読む機会が増えている。長らくオンライン/デジタル生活でモノを減らすことに意識が向いていたけれど、最近はオフラインの時間を出来るだけ増やしたいという気持ちが強くなった。サーチエンジンも極力使わない。仕事上のやり取りに関しては引き続きテクノロジーを活用しつつも、創作や発想、娯楽に関しては「レス・デジタル」な方向で考えてみたい。
ニュースのコメント欄やSNSなどでは、世間の出来事を全部自分事として捉える風潮があるけれど、自分と直接関係のないことに逐一反応していると、本当に大事な判断を正確に行うための落ち着きとエネルギーを使い果たしてしまう。過度の「内面化(internalization)」をやめて、必要以上に当事者意識を持たないように努めることはストレスフリーへの第一歩。
英国の詩人ワーズワースの有名な詩の一節に、”The Child is father of the Man”という、逆説的な表現が出てくる。子供は大人の父親(原型)、つまり子供の時に抱いた感動や心躍る気持ちがその後の自分を形作る、という意味だと思う。彼にとっては虹から受けた感動がそれにあたる一方で、僕にとっては海だったり音楽だったりする。
超多作な作家で知られたアイザック・アシモフは、「なぜ時間を過去に設定した本を書かないのか?」と聞かれて、「過去を書くには下調べが必要になる。自分で捏造できる未来と自分が既に知っている現在に絞って書いた方が生産的だよ。」と答えたとか。アウトプットで飯を食う自分にとっては示唆に富む話だけど、彼の場合「既に知っている事」が膨大だった。
クリエイターにはコンセプト型の人とストーリー型の人がいると思う。もちろんどちらも創作にとって必要な資質なのだが、その「重心の置き方」は表現形態や作品、アーティストによって随分異なる。本来は時間芸術である音楽の中にも、ストーリーよりもコンセプトに大きく寄りかかったタイプの作品もある。ただコンセプトは手品やとんち(あるいは屁理屈)と同じく、鮮度と説得力を保つのが大変。
成功に再現性は必要だろうか?幸運は、努力や行動で引き寄せられる要素と、本当に「たまたま」で「再現性ゼロ」な要素が入り混じっている。曲がヒットするのも、宝くじが当たるのも、大統領に選ばれるのも、実はあまり変わりがないように思う。差が出るのは、その後の「手に入れた幸運の使い方、転がし方」。普段の積み重ねや精神力がモノを言うのはその時。
よく練られたシステム(仕組みとルール)とテクノロジーは人為的ミスを減らし、生産性を上げ、結果として社会と経済を潤す。一人一人の注意力やスキルの向上、そして残業(!)、つまり「人間の努力負担」で解決できると考える風潮を絶たないと、「人が頑張れば頑張るほど、誰も幸せにならない」社会から抜け出せなくなる。
人間はいつか死ぬ存在だからこそ、何かをやってみようと思い、自分の人生を出来るだけ意味のあるものしようと取り組む。ナチスの強制収容所で体験した極限状態において彼を支えたものは「生きる意味」だと、ヴィクトール・フランクルは説く。僕は古典的な精神医学や心理学からは距離を置いているけど、実体験に根差した彼の考察は説得力がある。
人は誰でも自分の中に「アーティスト」と「裁判官(ジャッジ)」を抱えているという。二役とも、一日の仕事量の上限はほぼ決まっている。自分と関係のない事柄に首を突っ込んだり、むやみに事を複雑にして判断の数を増やすと、人が本来持っているアーティスト資源=創造性や発想力、飛躍力が劇的にしぼんでいく。
After Effectsを使って凝ったエフェクトを作ろうとすると「エクスプレッション」の理解が欠かせないが、ざっくり派の僕はスクリプト系の学習に時間を割くのが苦手。JavaScriptも20年近く触っている割に未だに使うのが億劫だし、Flashで日替わりブログを作った時はActionScript(懐かしい)とPHPの連動で苦労した。ただ、色々プログラムやアプリを触ってきたお陰で、音楽とテクノロジーに関しては、試行錯誤自体も楽しみの一つではある。
AppleがFlashを廃止した経緯
https://youtu.be/2qe-oNKIeUg
少し前に僕の曲が使われたチリのテレビ番組を紹介したが、チリで人気の番組といえば「31 Minutos(31分)」。結構毒のあるユーモアを含んだ、パペットを使った教育番組。日本にも人形劇やユーモアの効いた良質な子供番組はあると思うけど、決定的に違うのが音楽。どちらが良し悪しの問題ではないにしても、なぜ日本で生まれ育った自分がこういうファンキーでリズミックな音楽の方がしっくりきてしまうのか、今更ながら不思議に思う時がある
31 Minutos: Tiny Desk Concert
https://www.youtube.com/watch?v=UEqTIwRrWvA
このウェブサイトのトップページに埋め込んだビデオのスタイルを変更しました。これまでは、Vimeo にアップロードした動画を時間帯ごとにいくつかの種類をローテーションで表示していましたが、今後は YouTube からの動画を使用し、パソコン版では横長の動画を、スマホ版ではショート動画をランダムに再生するようにしました。トップページが更新される度に、違った動画を楽しんでいただけると思います!
Captain Funk presents Playmodel – Horizonte (Short Edit)
https://youtube.com/shorts/lEVxj0U9vGY