マイクロブログ・アーカイブズ 2026年8-9月
「現実逃避」という言葉があるが、自分の内面やクリエイティビティを磨く営みに比べれば、むしろ現実こそが「逃避先」、つまり単なるアトラクションにすぎないとも言えるのではないだろうか。現実より大事なものを大切にしたい。
「現実逃避」という言葉があるが、自分の内面やクリエイティビティを磨く営みに比べれば、むしろ現実こそが「逃避先」、つまり単なるアトラクションにすぎないとも言えるのではないだろうか。現実より大事なものを大切にしたい。
テクノロジーは常に「レイジー」と「クリエイティブ」の選択を迫る。 思考や感情をAIに丸投げして「楽をする」アプローチと、アイデアの「着想の種」として使い、編集や意図を人間が責任を持ってコントロールするアプローチは全く異なる。もしレイジーな使い方ばかりが蔓延しているなら、問題なのは技術ではなく使い手の姿勢だろう。
「ぼくはまいにち、紙の舟をひとつずつ流れに浮かべる。見知らぬ国のだれかがそれをみつけて、僕のことを知ってくれるといいな」 これは、1913年に出版されたインドの思想家、ラビンドラナート・タゴールの散文詩集『三日月』の一節。思えば、自分が音を紡ぎはじめたのもこの感覚に近い。
創作の範囲が驚くほど多岐に渡るゲーテにとって、創ることは自己成長の手段だった。自作への評価は光栄だが、僕にとって過去作は「当時の内なる声を形にした、全力の結晶」のようなもの。常に脱皮し、「今の内なる声」を追い求めていたい。
離れた部屋で眠るギターを手に取るには強い意志が要るが、視界に入る場所に置かれたギターには、自然に手が伸びる。成長のための負荷を「良い摩擦」として残し、目的達成や成長を留まらせる「悪い摩擦」を減らす。仕組みや環境を見直し、アップデートしていこう。
僕がプロとして音楽を始めた頃、ダンスミュージックの魅力の一つに「匿名性の面白さ」があった。DJがスピンする曲で盛り上がっていても、どの国の誰の曲か分からないし、そんなことに関心を持つ気配もない。DJブースの場所や、誰がプレイしているのかすら分からないこともあった。その晩のヒーロー/主役はDJではなく「音」。
2025年12月31日 今年はChatGPTやPerplexityなどのAIチャットによくお世話になった。本や図書館が「知識の泉」だとしたら、これらの新たなツールは「知恵の鏡」だ。自分がしっかり考え、ちゃんと問いを立てる […]
ある人は言った「それは砂漠に水を撒くようなものですよ」。インディペンデントに事業をやる者が肥沃な土地に水を撒くチャンスなどあるはずもないから、「砂に水をやる」ことを躊躇していては何も始まらない。試行錯誤しているうちに砂漠は形を変え、新しい生態系を生み、自分も成長する。
人はいつの間にか、金銭的なものや物質的な豊かさと人生の価値を結びつけて考えるようになる。自分のロールモデルは、「同時代を生きる他人」ではなく、他人や世間と比較せずとも楽しかった、「若気の至り」真っ盛りの頃の自分自身にこそあるんじゃないか。






人間が創造するものは常に諸刃の剣で、人の役に立つと同時に人を傷つけ、攻撃する道具にもなりうる。AIやハイテクのような今日的なもの以前に、まず「言葉」がそうだ。だが、扱いが難しい言葉とともに、音楽を構成する大事な要素である「メロディ」はどうだろう? メロディは、人間が創り出したものの中で唯一と言っていいくらいに「誰も傷つけない」ものではないか。先日他界したニール・セダカのこの名曲をふと思い出し、そんなことを考えた。
Neil Sedaka – Laughter In The Rain (Live, 1977)
https://youtu.be/y5H6G58hBUo
先日紹介したアビング氏の本では、ポップスターと貧乏な芸術家の対比が強調されていたが、実際は(欧米では特に)、世間の言うスーパースターは「スーパー破産人」であることも少なくない。エンタテイメント・ビジネスというのは結局のところ「人と金」の問題だから、ここに無頓着だったり安易に人任せにすると、スーパースターですら「そうめん流しの最後尾」になり、手元には借用書だけが残る。このビジネスの、創作以上にタフな「盲点」でもある。
ティンバランド、元マネージャーらに対し1500万ドルの詐欺訴訟
https://www.digitalmusicnews.com/2026/11/02/timbaland-lawsuit-former-managers/
「職業は他人から規定されるものではない」と書いたが、組織人は割り当てられたスロット(仕事内容や責任範囲)で規定される。ただ、その枠組みがその人個人の可能性を規定するものでは勿論ない。肩書でも病名でも、人は名前を与えられるとその定義へ自分を収斂させてしまう暗示効果がある(ラベリング効果)。どうせならこの習性を、自分の可能性を広げる方向に使いたい。ただし中二病とラベリングされないよう控えめに(笑)。
マスク氏に新たな肩書、テスラの「テクノキング」:AFPBB News
https://www.afpbb.com/articles/-/3336919