Tatsuya Oe (Captain Funk/Dark Model) - Japanese Blog -
  • トップ
    • トピックス
    • サイトマップ
    • RSSフィード
    • お問い合わせ
  • プロフィール
    • バイオ(日本語)
    • プロジェクト
      • Captain Funk
      • Dark Model
      • OE
    • クレジット/受賞歴
    • 推奨コメント
    • インタビュー&リファレンス
    • Model Electronic Records
  • ディスコグラフィ
    • Captain Funk
    • Dark Model
    • OE
    • MER
    • コラボレーション
    • リミックス
    • コンピレーション
    • 歌詞
  • プレイリスト
    • テーマ別リスト
      • SF / サイバーパンク
      • ディスコ / ハウス
      • ダウンテンポ / トリップホップ / メロウ・ヒップホップ
      • エレクトロニック・ジャズ・ファンク / シンセ・ブギー
      • シンセウェイブ & ダーク・エレクトロ
      • ブレイクビーツ・ファンク / ビッグ・ビート
      • エピック・ハイブリッド:アップテンポ
      • エピック・ハイブリッド:ダウンテンポ&ミッドテンポ
      • ワイルド、バダス、スワッガー
      • サウンドスケープ&アンビエント
      • インディ & オルタナティブ・ロック
      • ヴィンテージ・ソウル、ファンク、ジャズ
      • ピアノをフィーチャーした楽曲
      • エレクトロニック・ポップ・ヴォーカル / シンセポップ
    • 映像使用された曲
    • Captain Funk プレイリスト
    • Dark Model プレイリスト
  • ブログ
    • 日本語ブログ
    • マイクロブログ
    • 英語ブログ
  • ビデオ
    • シンクロ事例
    • Dark Model
    • Captain Funk
    • OE
    • MER
  • ライセンス
    • Music Catalog for Pro
    • 申し込みフォーム
    • ライセンスFAQ
    • 需要が高い楽曲リスト
  • リンク/リソース
    • ストア・リスト
    • インタビュー&リンク

映画音楽に見る、「良い創作は良い関係から」

← 以前の投稿 │日本語ブログ Top│ 次の投稿 →
Home>Findings Top > Gereral > 映画音楽に見る、「良い創作は良い関係から」
Youtube映画映画音楽視点音楽ガイド音楽解釈
Sep 19, 2011
Movie-Moon

一週間ほど格闘した挙げ句、新しいストアの原型がほぼ出来上がりました。今回はあまり複雑なCMSは使わず、Wordpress を拡張してダウンロードストアに仕立てたのですが、今のところ試運転は順調に進んでいます。目的はプロユースということで設計してはいますが、もちろん皆さんもご利用出来ますので、オープンしたら是非お立ち寄り頂けますと幸いです。tatsuyaoe.com のストアで会員登録をして頂いている方には立ち上げ後に詳細なご案内メールを送らせて頂きますので、よろしくお願い致します。

映画音楽のクオリティ=映画監督と作曲家との信頼関係

今日は、先日のRob Dougan, Craig Armstrong に続いて映画と音楽との関わりということで Clint Mansell(クリント・マンセル) を紹介しておきましょう。彼の名前を聞いた事がない方も、映画”Requiem for a Dream” のテーマ曲は聴いた事があるのではないかと思います(7,8年前にFindingsでも紹介したかも)。一聴しただけではPhilip Glass(フィリップ・グラス)辺りのモダンクラシック系ミニマリストの作曲家の作品のようにも聞こえますが、単純なストリングス・モチーフを繰り返しビルドアップしていくこのストレートで直情的(「溜めて爆発」)な、若干強引とも言えるアレンジの作風は、案外正統的な音楽教育を受けた人からは生まれてこないスタイルなのではないかと思います。それもそう、この人は ポッピーズこと Pop Will Eat Itself の元メンバーなのです。90年代後半から徐々に映画音楽の世界で頭角を現し、今や大御所の風格すら感じられますが、出自はロックです。

僕は彼の特に最近の作品が好きで、ミッキー・ロークの第一線復活作としても話題となった “Wrestler(レスラー)(’08)” や “Moon(月に囚(とら)われた男) (’09)”, “Fountain(ファウンテン 永遠につづく愛) (’06)”, そして昨年の “Black Swan(ブラック・スワン)” など質の高いスコアを立て続けに提供しています。どの作品もミニマリスティックで音数が少なく、西欧の映画作曲家の中では珍しく「間の美学」を感じる作曲家ですね。僭越ながらも、何となくOE名義っぽい雰囲気と非正統派ならではの乱暴さがあって(笑)、勝手に親近感を持っています。

ただ、これは僕の読みですが、彼の場合、監督からの直接の指名があるなり監督との信頼関係が強固なために、ここまで作品本位なスコアに仕上げられるのではないかと感じます。恐らく中間に色々な業界関係者の意見が入り込むようなフォーメーション/環境ならば、ここまで個性的で世界観の強い作品にはならない、というかさせてもらえないでしょう。そういう点では、非常にシステマチックでハイアラーキカルな「発注モード」で進む王道ハリウッド物とは一線を画しています(その手のタイプで優れた作曲家もいずれ紹介します)。もちろん、彼と組む監督自身(Darren Aronofsky(ダーレン・アロノフスキー) とのコラボレーションが多い)がそういうワークスタイルであろうことに大きく起因してはいますが。

信頼関係があれば、責任も生まれる

クリエイター同志の信頼関係で世界観が完結でき、しかも商業的にもきちんとインパクトをもたらすことが出来る(クオリティ・コントロールと共に客観性やビジネス的視点を兼ね備えている)というのは、クリエイターにとって最も理想的かつ達成しがいのある仕事のあり方だと言えます。その方がクリエイターとしても、質に関して「覚悟(責任)が据わる」のはもちろんのこと、自ずと質と量(損益)をマネジメントせざるを得ないので、逆に「好きに作りました」では済まないシビアな状況にクリエイターを追い込む(言い換えれば、成長させる)ことが出来るのではないでしょうか。多少逆説的にも聞こえますが、自分はそう考えます。

CMであれ他の映像作品であれ、またModel Electronicでの活動であれ、自分も出来る限りそういった関係と姿勢で仕事をしていきたいと思っていますが、これはある種夫婦やバンドに近い関係で、一期一会と言えば聞こえが美しいものの、お互い自我や自負を持つ人間である以上、未来永劫蜜月が続くばかりではないのが現実です(黄金コンビとして有名なティム・バートンとダニー・エルフマンですら決別していた時期がありました)。 そういう意味では「作品の質の維持は信頼関係の維持ありき」ということもまた言えそうですね。Clint Mansell の音楽をそういう風に聴く人はあまりいないかも知れませんが(笑)。

ところで、上に挙げた映画で個人的に好きなのは”Wrestler(レスラー)“と”Moon(月に囚(とら)われた男)“です。前者はミッキー・ロークの復活作としてよく知られているのでここで説明するまでもないですが、”Moon”の方は、どことなく「惑星ソラリス」を彷彿させる静謐で深淵な雰囲気が印象的でした。

Requiem for a Dream / OST
月に囚(とら)われた男
レスラー
 惑星ソラリス


これらの記事も併せて読まれています:
    Need for Speedy Work(音と仕事は手際良く) Tatsuya Oe - Interview 2018 Springタツヤ・オオエ インタビュー 2018 春 Vol.2 – 渡米以前、渡米以降 生けて、生かされる音 ニーズ変わればバージョンも変わる サービスと創造の鬼ありき
Youtube映画映画音楽視点音楽ガイド音楽解釈
← 以前の投稿 │日本語ブログ Top│ 次の投稿 →

Tatsuya Oe Updated: 2024/11/6 水曜日

Videos

Findingsメール購読

マイクロブログ

No Title
17 December 2025

タイラー・ペリーは今や押しも押されぬメディア・モーグル(帝王)だが、ニューオリンズの貧しい街に生まれ、父親から壮絶な虐待を受けて育った、生粋の苦労人。ハリウッドに無視され、評論家には酷評され続けた一方で、黒人庶民層の圧倒的な支持を得た。彼の作品は万人のツボにはまるとは限らないが、彼がビジネスで貫いてきた信条―「イニシアティブとオーナーシップを死守すべし」―には、100%賛同する。エンタメの世界では、これがいかに大変なことか。

『ハリウッドが無視する間に、彼は自分の帝国を作った』 https://youtu.be/PTzI8_0Qu-M

No Title
17 December 2025

「はい!次はね、〇〇筋をはがしていきまーす!」──いつの頃からか、YouTubeのストレッチやマッサージの動画を見ていると、こんなフレーズを耳にすることが多くなった。「はがす」って何だ?「ほぐす」とは違うらしいが、僕が時折お世話になる整形外科医の方たちから、このフレーズを聞いたことはない。「筋膜リリース」という言葉が少し前に日本で流行っていたことすら知らなかったが、健康に関しては特に、流行や噂話を知らない方が健康でいられるかもしれない。

なぜ筋膜リリースは胡散臭いと言われるのか?その理由と真実 https://bit.ly/3Yy5rd8

No Title
15 December 2025

アメリカは利下げ、日本は利上げと誰もが神経を尖らせているが、本来大事なのは、労働者一人一人や個々の企業が付加価値や生産性を高めることなのに、それよりも中央銀行の動きが世の中の指針を決めるかのような錯覚に囚われている。企業の業績よりも、中央銀行の一言やマネタリー・オペレーションで株価や市場心理が大きく揺らぐような経済状況は健全ではない。社会が「頑張りがいのある」場所であるように「陰で」支えるのが、政治家や役人の仕事。

『国富論』を図解してわかりやすく解説します |MindMeister https://mindmeister.jp/posts/Wealth-of-Nations

https://www.tatsuyaoe.com/microblog/

今週の人気投稿 Top5

  • Synchronization 音楽著作権オペレーションの日米比較:「シンクロ権」の扱い方

  • Marching Drum 2 ドラムライン(マーチング・ドラム)の醍醐味 – Vol.2 演奏&制作ガイド –

  • Budget solution 映像に使う音楽のライセンスを予算内で、シンプルに行う10の方法

  • Microblog マイクロブログ(ルート)

  • Microblog-Archive-2025-Nov マイクロブログ・アーカイブズ 2025年11月

Archives

  • About
  • ディスコグラフィ
  • 英語ブログ
  • 日本語ブログ
  • Day by Day (マイクロブログ)
  • 楽曲ライセンスについて
  • リンク&リファレンス
  • RSSフィード
  • お問い合わせ
  • サイトマップ

サイト内検索

日本語ブログ内検索

タグ in Findings

Captain Funk CM音楽 Dark Model Dark Model アルバム・レビュー DJ / Gig Heavy Metal & Mellow Model Electronic OE Sunshine Thank You! Youtube ご挨拶 インタビュー クリエイター コンテンツビジネス ストア ソウル&ファンク ダンス&エレクトロニック テクノロジー ディスコ ビジネス/キャリア ファッション フェイバリット フランス プロモーション メディア ラジオ リミックス リリース ロック(80's) ロック(インディー) 仲間 広告と音楽 店頭情報 映画 映画音楽 書籍 楽曲試聴 米国 視点 近況 音楽ビジネス 音楽ライセンス 音楽制作 音楽解釈
Copyright © 2002-2025 Tatsuya Oe / Model Electronic. All rights reserved.
Read previous post:
ニーズ変わればバージョンも変わる

楽曲の...

Close