Tatsuya Oe (Captain Funk/Dark Model) - Japanese Blog -
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雲はどこへ行く?(音楽とクラウド・サービスの話)

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Sep 26, 2009

先日CD等の物販サイトを立ち上げて以来、欧米を中心にCDやTシャツを注文して頂いており、心からありがたく思っております。国内のメディアプロモーションに関しては一段落ついたところではありますが、会社の仕事としてはまだまだこれからが勝負ですので、気を抜かずに頑張っていこうと思います。そこで一考…。

Cloud in Paris先日CD等の物販サイトを立ち上げて以来、欧米を中心にCDやTシャツを注文して頂いており、心からありがたく思っております。

一昨日で渋谷での「SUNSHINE」CMの放映も終わり、国内のメディアプロモーションに関しては一段落ついたところではありますが、会社の仕事としてはまだまだこれからが勝負ですので、気を抜かずに頑張っていこうと思います。

先日”Sunshine Archives“のページには書きましたが、Captain Funk myspace に “Weekend(kissing, touching, tasting, loving)”をアップしました。試聴には十分耐えうる音質になっていると思いますので、是非お立ち寄り下さい。myspace のページをお持ちの方は是非プレイヤー音源として選んで頂けると嬉しいです。

欧米テクノロジー企業発の音楽サービスの動向

SNS と言えば、アメリカやヨーロッパの一部では相変わらず工夫を凝らしたサービスが続々登場していますね。既に日本のNewsweekや、テレビ東京の「ワールドビジネスサテライト」でも紹介されていた Spotify をはじめとして、Musicovery のようなリスナーの嗜好性にマッチした楽曲を楽しみながら探す事が出来るサービス、Deezer, Project Playlist, Lala のようなプレイリストの作成とシェアを中心にしたサービス、そしてSoundcloudのようなインディ支援として強力に使えるサービス、挙げると本当にキリがないですが(この辺りのニュースについてはtechcrunchなどを参照して下さい)、iTunesやAmazonの配信音源をソースにしてアイデアを凝らしたインターフェイスやコミュニティが分刻みで生まれ育って、そして消えています。これも大きく言えばクラウド化の一つの現象と言えるでしょう。

日本にも独自、もしくは類似したサービスはありますが、欧米の様に一箇所もしくは数箇所のメガ配信サービスを音源貯蔵庫としたり、APIのマッシュアップを活用することで、ここまで横断的なサービスをフットワーク軽く立ち上げられる土壌はまだ育っていないようですね。というより、育てようにも育てられない状況があるのだと思いますが…。重要な点は、これらの殆どはレーベルやアーティストなどのコンテンツホルダーが正式にアップした音源を合法的に(二次)使用している点だと思います。違法もしくは第三者にアップされた音源の在り処を検索出来るとか、そういった地下室的なサービスとは性質をかなり異にする、非常にスマートとも、ずる賢い(笑)とも言えるサービスだということなんですね。

この流れがリスナーとコンテンツホルダー双方を幸せにするのかどうかは僕にはまだ判断出来ませんが、従来のラジオやテレビなどのマスメディアとは比較にならないほど音楽が「横に拡がる、横に飛ぶ」可能性を秘めている、リスナーから見てオンデマンドな自由度が高まってきているのは確かです。お金も横に飛ぶように流れるかどうかはさておき(笑)。

日本の「身持ちの堅さ」がもたらすもの

従来のメディア(コンテナ、コンベヤ)やコンテンツホルダー、そしてIT企業はこれまで垂直統合によってコンテンツと権利を管理することに関しては長けていました。特に日本はその傾向が未だ強く、非常に身持ちが堅い(硬直的ということです)。僕はそれ自体が全ての元凶だなんてことは思いません(他の世界では垂直的に権益を死守するのが当たり前な業種がまだまだ沢山ありますから)が、ただ2009年現在の状況で言えば、その身持ちの堅さが自らの可能性を縛ってしまう恐れがあることを強く感じています。ただ、垂直統合が崩れフラットな世界に向かうスピードが速すぎて、そのスピードの先に大事故が待っていて星屑になってしまうのか、そのままみんなで大気圏を突破して宇宙にでも飛んで行くのか、もしくはスピードを抑えるブレーキが現れて低空飛行で持ちこたえるのか、その思考をする間もなく、何らかのアクションを迫られている。そんな時代の勢いを感じます。

来月アメリカに住む知り合いがその辺りをテーマにしたカンファレンスを開くので、僕も参加してさらに刺激を得た方が良いかななんて考えているところです。答えを知らないのは皆同じ。永遠の勝利者がいないのも明らか。だったら動き、実行を繰り返して行くしか道は切り開けないですものね。

今日は久々に参考図書を挙げておきます。今回は情報のキャッチアップ用に読んだものが多いので、賞味期限が不明なこともあり、それぞれが良書かどうかの判断は皆さんにお任せします)。ただ、野口悠紀雄さんの「アメリカ型成功者の物語」はお薦めです。

「クラウドソーシング 世界の隠れた才能をあなたのビジネスに活かす方法」, 「2011年新聞・テレビ消滅 (文春新書)」, 「フリーコピーの経済学―デジタル化とコンテンツビジネスの未来」,デジタル音楽の行方,アメリカ型成功者の物語―ゴールドラッシュとシリコンバレー」, 「ヒトデはクモよりなぜ強い」等など。


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Tatsuya Oe Updated: 2024/10/5 土曜日

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No Title
2 November 2026

先日紹介したアビング氏の本では、ポップスターと貧乏な芸術家の対比が強調されていたが、実際は(欧米では特に)、世間の言うスーパースターは「スーパー破産人」であることも少なくない。エンタテイメント・ビジネスというのは結局のところ「人と金」の問題だから、ここに無頓着だったり安易に人任せにすると、スーパースターですら「そうめん流しの最後尾」になり、手元には借用書だけが残る。このビジネスの、創作以上にタフな「盲点」でもある。

ティンバランド、元マネージャーらに対し1500万ドルの詐欺訴訟 https://www.digitalmusicnews.com/2026/11/02/timbaland-lawsuit-former-managers/

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1 November 2026

「職業は他人から規定されるものではない」と書いたが、組織人は割り当てられたスロット(仕事内容や責任範囲)で規定される。ただ、その枠組みがその人個人の可能性を規定するものでは勿論ない。肩書でも病気名でも、人は名前を与えられるとその定義へ自分を収斂させてしまう暗示効果がある(ラベリング効果)。どうせならこの習性を、自分の可能性を広げる方向に使いたい。ただし中二病とラベリングされないよう控えめに(笑)。

マスク氏に新たな肩書、テスラの「テクノキング」:AFPBB News https://www.afpbb.com/articles/-/3336919

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1 November 2026

職業としての「アーティスト」の仕事の大部分は宣伝、ライブ、マネジメントなどのコミュニケーション、つまり「人」。作品創りは必要条件であっても、決して十分条件ではない。人に左右される部分を減らすシステムも工夫次第で可能だが、結局は「作品を創るだけ」では職業として成り立たない。それは芸術家に限らず、板金工も農家も、みうらじゅんさんも同じ。職業とは他人から規定されるものではなく、自分で創り上げていく「環境」なのだと思う。

「ない仕事」の作り方 (文春文庫) | みうらじゅん https://link.amazon/B05aGXHeP

https://www.tatsuyaoe.com/microblog/

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