Tatsuya Oe (Captain Funk/Dark Model) - Japanese Blog -
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多重録音&多重コーラスの密かな愉しみ

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ジャズフェイバリットロック(90's)ロック(インディー)視点音楽制作音楽解釈
Sep 16, 2006

相変わらずのメール三昧でした。今週はfindings も合わせると普通の文庫本くらいは文字打ったような気がします(^-^;)。ところでパソコンのキーボードのQWERTY配列って、その昔オリベッティがタイプライターを開発した時に、わざと高速入力が出来ない(早打ちしてタイプミスしない)様に考えて作られたという説があるのはご存じですか(詳しくはWikipedia参照)?真偽はさておき、この説を聞くと、印鑑の上下がすぐ分かる様にマーキングをしないのは、慎重に印を押させるためというストーリーを思い出します、なんか渋い話題だな~(笑)。これも真偽の程は分からないですが、お陰で僕は請求書何回書き直した事か…。と、ただそれが言いたかっただけなんです(爆)。

今日は週末なので少し番外編的に音楽を紹介します。まずはリリースされたばかりのThe Rapture(ザ・ラプチャー)”Pieces of the People We Love” です。前作ほどダンス的ではなく、もっとバンドとしての総合力を訴えている印象を受けます。歌い方とサウンドが何となくVHS or Betaに似てきたかも知れませんね。

2枚目以降は僕の愛聴盤から、Jellyfish(ジェリーフィッシュ)”Spilt Milk” と Four Freshmen(フォー・フレッシュメン)の “Four Freshmen and Five Trombones ” です。前者はもう十数年前のリリースになりますが、今でもしばしば聴きます。このバンドとQueen、Beatlesとの関連はよく言われる話なので、あまり言われないTOTO説を挙げておきます。まあそんな事はどうでも良い位に説得力のあるアルバムなんですが、同業者の端くれとしては、レコーディングに相当時間がかかった事が音の端々に現れているなあと、楽しみながらも舞台裏の苦労を察してしまう次第です。Four Freshmenはずっとずっと昔のジャズ・コーラス・グループですが、冒頭の”Angel Eyes“に始まりアルバム全体をリピート再生しないではいられない、とてもロマンティックで切ない多重コーラス(もちろんこれは一発録り)が堪能できる作品です。これも昔本当によく聴きました。GershwinとかCole Porter,Irving Berlin辺りの作曲家の話を始めるととっ散らかってしまうのでやめておきますが、とにかく秋の夜長に持ってこいのCDだと思いますよ。

僕はここ4,5年はあまり悩まずに曲を仕上げる事を心掛けているんですが、Captain Funk “Songs of the Siren” は収録曲の倍以上のテイクを作ったのもあって、1,500時間位かかりました。ミュージシャン誰しも、音は違えど「長時間&多重&試行錯誤レコーディング」の超大作に挑戦したくなる時期はあるわけですね(^-^;)。ただ、音楽含め表現の世界において努力賞というのは関係ないので、時間をかけようがかけまいがどんな手法を使おうが、結果良い作品に仕上がらなければ全く意味がない、位に厳しめに考えるようにしています。結果から言えば、あのアルバムはそれだけ時間をかけた甲斐はあったと信じていますが、毎回あれをやってたら体も精神力も持ちませんね(笑)。

ところで、今日は青山紀伊国屋跡地で行われた”One Week in White (白の一週間)”に行ってきました。ヨシキ・ヒシヌマさんのショーもパーティーも格調高く、様々な方にお会いして充実した時間を過ごさせて頂きました。ご招待頂き、ありがとうございました。


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Tatsuya Oe Updated: 2015/10/22 木曜日

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6 November 2025

「価値というのは、手持ちのお金がたとえゼロになっても残るもの」だと考えているのだけれど、皮肉なことに、世の中はその逆に進む。価格と価値というものは似て非なるものだが、世間が「投資」と呼び、血眼になって追いかけているのは価格の方であって、人や社会、モノの価値をじっくり高めようという動きは、ますます見られなくなってきた。人間はどこかでそれを諦めたのだろうか、とすら感じることがあるし、その傲慢さのしっぺ返しが、いつか来るのかもしれないとも思う。

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ジョン万次郎=幕末の頃アメリカに渡った初めての日本人、ということはうっすら覚えていたけれど、先日たまたま彼の生涯を紹介したテレビ番組を見て驚いた。普通なら何度命を落としていてもおかしくないほど波乱に満ちた人生を切り抜けられたのは、本人の精神力や努力の賜物であるのは言うまでもないが、やはり並外れた強運の持ち主だったのだろう。それと同じくらい、ジョン万次郎資料館の名誉館長があの「こんばんみ」の人であることにもびっくり。

ジョン万次郎の生涯 – ジョン万次郎資料館公式サイト https://www.johnmung.info/john_syougai.htm

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Kirk Franklin: Tiny Desk (Home) Concert https://youtu.be/wRwId2RfmfA

https://www.tatsuyaoe.com/microblog/

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