MIDEM終了、そしてパリ
カンヌでのMIDEM(国際音楽見本市)を終え、パリに来ました。この2週間ほど国内でのプレゼンテーションとMIDEMの準備でずっと走り回っていたので、今は少しばかりの解放感に浸っています。
カンヌでのMIDEM(国際音楽見本市)を終え、パリに来ました。この2週間ほど国内でのプレゼンテーションとMIDEMの準備でずっと走り回っていたので、今は少しばかりの解放感に浸っています。
国際音楽見本市MIDEMレポート第二弾。日本とヨーロッパ、アメリカのコンテンツビジネスの違いは、質よりも、自分達のやっていることを最高だと思えるかどうかの「信念」の違いだと感じます。音楽やエンタテインメントは「黙っていても良さが分かる」ものではないと割り切り、「良さを伝える」努力をすることが一層大事なのではないでしょうか。
国際音楽見本市MIDEMレポート第一弾。2010年の音楽ビジネスにおいて最もトレンディな話題は、「ソーシャルメディアとデジタル流通を絡めてどう音楽コンテンツをマネタイズ(収益化)出来るのか」という事なのは間違いないようです。
先週末から風邪を引き、この1週間はプレゼンテーション、MIDEM(国際音楽見本市)の準備と寝込みの繰り返しでした…(^^;)。 1月に入ってから猛烈にバタバタした日が続いていましたが、一定の成果を持ってMIDEMに臨むこ […]
国際音楽見本市MIDEMが開催される、フランスはカンヌ行きのチケットを予約しました。その後数日パリにも立ち寄る予定です。本当は2週間位滞在できるといいのですが、今回はほぼ完全にビジネスミーティング中心の海外出張になりそう […]
先日告知した新しいStoreの方ですが、商品のラインナップの方は以前のClub Model Electronic より相当増えるのではないかと思います。これまでは 320Kbps のmp3のみの販売でしたが、1楽曲辺りの […]
Tatsuya Oe Updated: 2024/11/6 水曜日
経営やマーケティングの専門家らしき人たちは「戦略」という言葉を好む。「戦術」なんて些末なものより戦略が大事だと説く。これは胡散臭い(笑)。机にじっとして講釈を垂れるのが仕事の人ならそれでも体裁は保てるかもしれないが、現実の世界では戦術を生み出し実行しない限り何も進まない。戦術から戦略を学ぶことはあっても、戦略から何かを学ぶことはない。「準備せよ、狙え、撃て」ではなく、「準備せよ、撃て、狙え」。まず動かなければ狙いは定まらない。
「無神論」とは違って、僕は「信じる能力」や「信じることそのもの」に対して懐疑的なところがあるのだけど、「無信論」なんて言葉はもちろん存在しない。そこで、この考えに近いものは何かとAIに聞いたら、「懐疑主義、科学主義、実存主義、ヒューマニズム、もしくはポストモダンです」という答えが返ってきた。「信じることに依存しない生き方こそが真の自由に繋がる」という考え方を、皮肉やニヒリズムに逃げないで伝えられた思想家として、フロムは貴重かも知れない。
「ベートーヴェンはナポレオンを民衆の擁護者と称賛して『英雄』を作曲し、その後、権力に媚びる姿勢に失望して反感を抱いた」というエピソードがある。真相はさておき、音楽が宮廷貴族(クライアント)主催のパーティーミュージックだったモーツァルトの時代と比べると、ベートーヴェンの作曲動機は明らかにアーティスト的であり、音楽(家)の存在理由が18~19世紀にかけて大きく変化したことがよく分かる。オーディエンスにはその違いがあまり意識されないかも知れないけれど。