「効く」音楽
現実社会で「存在意義がある音楽」を創り続けること。音楽が持つ「効く、貢献する」力(ポテンシャル)を作り手として決して無駄にしないこと。そんなことを考えながらこの2か月間、制作に取り組んでいました。
現実社会で「存在意義がある音楽」を創り続けること。音楽が持つ「効く、貢献する」力(ポテンシャル)を作り手として決して無駄にしないこと。そんなことを考えながらこの2か月間、制作に取り組んでいました。
生活と事業に関わる全ての出費で身銭を切る「ジバラ(自腹)人生」は一見全くバラ色ではありません。でも僕にとってはそこで得られる「リスクの見返りとしての自由」こそが一つのゴールでした。
音楽ライセンス・ビジネスの変遷や現在進行形のビジネス・モデルについての説明です。従来型のトラディショナルなライセンス・サービスを行うメジャーレーベル系の出版社から、新興のストック系ロイヤルティ・フリー・ライブラリまで、メディアやテクノロジーの進化に彼らはどう対応してきたのかを、米国の話題を中心に解説します。
OE「New Classics Vol.1 & 2」のリリースにちなんだ、僕タツヤ・オオエのインタビュー最終回です。今回は自分の名義の作品を「記録」として残すことの大事さについて、そしてDark Modelをリリースした後のアメリカでの反響、エピソードについて語っています。
OE「New Classics Vol.1 & 2」のリリースにちなんだ、僕タツヤ・オオエのインタビュー第四弾です。今回はアーティストとして独立した経緯、創作で自営業を営むということについて、また音楽ビジネスとスターシステムの関係について語っています。
OE「New Classics Vol.1 & 2」のリリースにちなんだ、僕タツヤ・オオエのインタビュー第二弾です。今回は渡米以前、以後の意識と音作りの変化について。日本とアメリカのクリエイティブの違い、特に「個性」と「クオリティ」に対する考え方の違いについて語っています。
Contents1 OE(オー・イー)のニューリリースのお知らせと「All Around」試聴2 散漫でヒステリックな時代を逆走する3 リスナーは業界が考える以上に地に足が着いている?4 長距離マラソンとしてのアーティス […]
ビージーズによるテーマ曲が有名な大ヒット映画「サタデー・ナイト・フィーバー」、実は彼らの参加が決まったのは映画の撮影後だったという説があります。ではあの映画には当初何の曲が使われ、どういう経緯でビージーズが抜擢されたのか?そこから現在のミュージック・スーパーバイザー達の仕事が見えてきます。
映画・テレビ番組・広告などのプロジェクトの中で使う音楽を監督・管理する「ミュージック・スーパーバイザー」という職業が注目され始めたのは70年後期から80年代のミュージックビデオ全盛の時代です。彼らの現在の仕事ぶりを紹介する前に、今回はその時代にさかのぼって背景を説明します。
Tatsuya Oe Updated: 2024/11/5 火曜日
サミュエル・ウルマンは「年を重ねただけでは人は老いない。理想を失う時に初めて老いる」と言った。彼は同じ詩『青春』の中で、この「理想」とともに、好奇心、神からの美、希望、喜び、勇気、力の霊感などが人に若さを与えると説いている。ヴィクトール・フランクルが「生き甲斐」と呼んだものも、これに近いものだと思う。僕はこれに「自分が成長していると感じられること」を加えたい。年齢に関わらず、成長を実感できるなら、失望や憂いは些細な問題に過ぎない。
就寝前はジャズ・ピアノかアンビエント、あるいは自分の『Suchness』シリーズをよく聴く。ジャズ・ピアノではソロやトリオの演奏が多く、最近よく聴いているのはデニー・ザイトリンの新作『With a Song in My Heart』。ビル・エヴァンスと比較されることが多いが、彼のピアノはビルの演奏のような内省的で危うい感じはなく、むしろ大らかで広がりのある響きが特徴だ。精神科医でもある彼の流れるような音の運びは、夜に安心して聴ける。
幾つかのジャンルの音楽にはそこそこ詳しいけれど、音楽については文字情報や知識ではなく、実際に聴いた音やアートワークから感じる質感のようなもの、つまり耳と目を頼りに聴いてきた。最近はネット上のデータベースが充実してきたおかげで、事実関係を調べるのが遥かに楽になったが、元々人の情報には疎いので、周知の事実や裏話を全く知らないことがしばしばある。40年聴いてきたPatrice Rushenの曲でベースを弾いていたのはこの方だったんだ…。