Tatsuya Oe (Captain Funk/Dark Model) - Japanese Blog -
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創造のレッドオーシャン&ブルーオーシャン

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コンテンツビジネスビジネス/キャリア米国視点
Mar 6, 2018
Red-ocean-Blue-ocean

創造の画一化=レッドオーシャン in the USA

日本にいる皆さんには意外に聞こえるかも知れませんが、アメリカでは、日本以上にクリエイティブな表現の画一化が進んでいます。ハリウッド映画からハイテク、ファッションまで、アメリカのクリエイティブなビジネスに関わる企業やクリエイターはもともと最大公約数的でロー・コンテクストなものを志向する風潮がありますが、実はプロではないクリエイターやユーザーが生み出すコンテンツも画一化・パターン化の傾向の一端を担っているように思います。

Youtubeをはじめとしたネット上のコンテンツ・プラットフォームの設計、ビジネスモデルを見てもお分かりのように、「即効性がある(すぐお金になる、すぐ受ける、すぐ役に立つ)」「説明が要らない、文脈が要らない」ものが勝ち、報われるというゲームがあまり行き過ぎると、どうしても何か既存のコンテンツの二次創作的なものや、既視感のある「〇〇っぽいもの」を目指すようになります。その競争に逆らってクリエイティブなリスクを増やすと、商業的なリスクを抱えるだけでなく、自分の創作への「動機」はおろか、活動の「居場所」も失って追い込まれてしまう。

ネットが本来そうした疎外感やジレンマから解放され、個人特有の才能や異端性を発揮・維持できる場だと思っていたのは単なる幻想、もしくは黎明期のほんの一瞬の出来事にすぎなかったように感じます。現在のネットやテクノロジー世界の覇権を担うメガ・カンパニー達は、そうした創造的で解放的な思考とは逆の、「強者の理論」でプラットフォームの設計(ビジネスモデル)をバージョンアップし、ネットの世界を地殻変動させてきた印象を受けます。

(本当は居場所が失われることはないし、かつて流行った「ロングテール」なんて嘘だった!とヒステリックになるのも変な論調だと思うのですが、それとは違う設計思想を持ったプレイヤー達の寡占状態が強すぎて、上記の様な印象を持たざる得ない、というのが実情でしょう。)

そういった点で日本では、社会的にも経済的にも、コンテンツ制作に対するリスクや、個性の振れ幅に対してまだまだ寛容だと思います。そしてこれからも(その良い部分は)そのままであって欲しいなと思う次第です。アメリカ人には「我が道を行く」人が多く、大胆な発想やクリエイティビティに対しての許容範囲が広いようなイメージがあるかも知れませんが、それは「それで金銭的に儲かるならば」「さらに優位に立てるならば」「ボスやクライアントを偉く出来るならば」という「見返り」がはっきりと保証できる場合のみです。逆に、そういった経済的・社会的なメリットが見込めないものにリスクを踏むことや、失敗・疎外感に対しての恐怖感・嫌悪感は、日本人よりずっとずっと強いと思います。

結果に結びつかない個性やクリエイティビティは要らない、そんな行き過ぎた金銭的成果主義、競争意識が犠牲にするものは想像以上に大きい。画一化はこれからも進むでしょうが、人間の創造力はその枠に簡単に押し込められるほど底の浅いものではないはず。

クリエイティブな世界でもブルーオーシャンを目指そう!なんて提言は楽観的過ぎますが、画一化の風潮に屈して自分の創造性に限界を作ったり、蓋をしないように環境を設計していく努力が問われる時代にさしかかっていることを強く認識します。


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Tatsuya Oe Updated: 2024/11/6 水曜日

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1 March 2026

大学生の頃に読んだマリー・シェーファーの『サウンド・エデュケーション』。彼が示した「サウンドスケープ(音の風景)」という概念は、音を取り巻く環境や生態系など「音との関係性」を問い直すきっかけをくれた。後に環境庁が「日本の音風景100選」を選定したが、収録音のチョイスやクオリティの素晴らしさはさておき、その実態は「音の風景」というよりも「風景の音(フィールドレコーディング)」に近い感じがした。ここに、あえてパルス音でも混ぜてみたい(笑)。

R. MURRAY SCHAFER: LISTEN | National Film Board of Canada https://youtu.be/rOlxuXHWfHw

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27 February 2026

「映画にドラマはいらない。ただそこに人間がいて、何かが匂ってくればいいんだ」。かつて小津安二郎はインタビューでそう語ったという。ドゥルーズは小津の映像を「純粋な視覚的・聴覚的状況」と呼んだ。映像デザイン、あるいは環境映像的か。確かに小津の映画は無音でも楽しめる。彼はあの時代、すでに我々とは違う次元で映画を捉えていたのだろう。小津に影響を受けたという米映画『コロンバス』を観ながら、そんなことを考えた。

映画『コロンバス』予告編 https://youtu.be/FawH3iR5Ems

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27 February 2026

ロン・ハワード監督による、マペット作家ジム・ヘンソンのドキュメンタリーを見た。想像以上にエネルギッシュで、多忙な創作人生に驚かされる。 幼少期に親しんだ『セサミ・ストリート』に対し、『ダーク・クリスタル』や『ラビリンス』、『ストーリーテラー』といったダークファンタジーは、当時「やんちゃなファンク青年」(笑)だった僕は夢中にはなれなかった。ただ、この時代のジムなしでは、ギレルモ・デル・トロやジェームズ・キャメロンなどの異才が頭角を現さなかったかもしれない。

Jim Henson Idea Man | Official Trailer https://youtu.be/iyGFV6VIxkI

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