Tatsuya Oe (Captain Funk/Dark Model) - Japanese Blog -
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Happy Holidays(ロサンゼルス Sync Summit参加報告など)

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Dark Modelご挨拶書籍米国英国近況音楽ライセンス
Dec 21, 2013

前回の投稿から早3ヶ月、ニューヨークはすっかり雪の季節になりました。数日に一度は降雪・積雪があり、気温は常に零度前後、時にマイナス5度程度という非常に寒い気候が続いていますが、風邪も引かず順調に生活を送っています。環境的には東京と異なる部分は多い割に、殆どストレスを感じることなく予想以上に平穏かつ快適に過ごせていることを自分でも不思議に思う今日この頃です(笑)。

Contents

  • 1 ロサンゼルスで開かれた「Sync Summit(シンク・サミット)」にパネリストとして参加しました
  • 2 楽曲ライセンス情報:英国ノーザン・バレエ・シアターなど
  • 3 書籍:Marc Ecko(マーク・エコー)「Unlabel: Selling You Without Selling Out」
制作の方は、このところDark Modelのアルバムに取り掛かっています。既に5,6曲は完成しているので、順調に進めば来月にはほぼ形になると思います。オーケストラサウンドを多用しているところは変わりませんが、以前の作品よりもエレクトロニックな(というよりもEDM的な)要素が減って、より有機的な鳴りの曲が多くを占めています。どういう形でリリースするかはまだ模索中ですが、楽しみにしていて下さい。

ロサンゼルスで開かれた「Sync Summit(シンク・サミット)」にパネリストとして参加しました

先日ニュースのページでも触れたように、今月の初旬にロサンゼルスのハリウッドで開かれた「Sync Summit(シンク・サミット)」という、音楽ビジネスでの「シンク・ライセンス」に焦点を絞ったカンファレンスに参加してきました。アメリカはもちろん、ロシア、ブラジル、オーストラリア等からの業界関係者と共にパネリストとしてディスカッションに参加した一方で、これまで一緒に仕事をしてきた仲間や知人達と顔合わせすることも出来て、2日間のせわしない滞在ながら充実したLA旅行となりました。会場に使われて自分も宿泊した Roosevelt Hotel は、第一回アカデミー賞の会場に使われ、その後歴代のハリウッド俳優・女優が頻繁に宿泊し、映画の撮影にも使用されてきたというだけあって、なかなかに趣のあるホテルでしたよ。

Sync Summit Hollywood

楽曲ライセンス情報:英国ノーザン・バレエ・シアターなど

ここ最近のライセンス、楽曲使用に関しては、先日ニュースのページに詳しく掲載したのでそちらを見てみて下さい。日本でも様々なテレビ番組等で僕の楽曲を使用して頂いていますが、アメリカでテレビを見ていて番組やCMで聞き覚えのある曲をふいに耳にするのは(実際にそういう仕事をしているにも関わらず)新鮮なものです。FOXで放送されているコメディ “The Mindy Project (ザ・ミンディ・プロジェクト)” (残念ながら日本のFOXではやってないかな)のプロモーションで自分の曲が使用されているのも、つい先々週寝ぼけ眼でテレビをつけた瞬間耳にして、数秒経ってからようやく気づいた次第です(笑)。一昨日クリスマスにオンエアされるCMへのライセンスも決まったようですが、これも詳しい内容を聞いていないので、当日テレビで見て自分でびっくりするんだと思います。

これはアメリカではなくイギリスの事例になりますが、一つ英国ノーザン・バレエ・シアターとのコラボレーションを紹介しましょう。このパフォーマンスは僕のDark Modelの楽曲”Fire Back”を下敷きにバレエマスターの Daniel de Andrade 氏がディレクション、振り付けを考えたものです(ダンサーは Kevin Poeung)。この話は僕のところに直接来たので話の経緯は全て把握していたものの、完成したパフォーマンスを見て改めて、自分の楽曲がこちらの想像を超えたところで新たな世界観を持った創作に寄与出来たことをとても光栄に思いました。

書籍:Marc Ecko(マーク・エコー)「Unlabel: Selling You Without Selling Out」

こちらに来てからなかなか本を読む時間がないのですが、今日は久々に読み応えのあった Marc Ecko “Unlabel: Selling You Without Selling Outを紹介しておきます。

Marc Ecko(マーク・エコー)は学生時代にグラフィティ・アーティストとしてキャリアをスタートさせ、程なくアパレルブランドで大成功、その後はテレビゲームの制作などでも才能を発揮しているアーティストです。90年代のアメリカのヒップ・ホップに詳しい人なら彼のブランドのロゴは必ず目にしたことがあるんじゃないでしょうか。この本は半ば自分史的な内容でありつつも、単なる自慢話や事後談に陥らず、一つ一つの成功・失敗のエピソードを自己分析し、そこからの教訓を誠実に盛り込んでいる点が、他の自叙伝と大きく一線を画しています。「セル・アウトしないで自分を売る」というタイトルが示すように、どのようにして「Unlabel=既存の型や枠組みにはまる、もしくははめられることなく自分のブランドを築くか」というテーマを、観念的ではなく自己の事例を以って具体的に掘り下げており、自分の屋号(ブランド)で仕事をしている人ならずとも、自分の仕事に覚悟と責任を持って本気で取り組んでいる人ならば、インスパイアされる部分が多い「本物」の一冊だと思います。

こちらは本格的なホリデーシーズンに入りました。日本の皆さんも楽しいクリスマス&良い年末をお過ごし下さい!


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Dark Modelご挨拶書籍米国英国近況音楽ライセンス
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Tatsuya Oe Updated: 2024/11/6 水曜日

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No Title
7 November 2025

レーベルを立ち上げて3年目の頃、僕は全国の千近くある店舗に、注文書付きのプレスリリースを一通一通FAXで送っていた。それを聞いた当時のディストリビューターの反応は「それは砂漠に水を撒くようなものですよ」。インディペンデントに事業をやる者が肥沃な土地に水を撒くチャンスなどあるはずもないから、「砂に水をやる」ことを躊躇していては何も始まらない。試行錯誤しているうちに砂漠は形を変え、新しい生態系を生み、自分も成長する。

ガーデニングのイラスト「水やりをする女性」 | いらすとや https://www.irasutoya.com/2013/02/blog-post_4871.html

No Title
6 November 2025

「価値というのは、手持ちのお金がたとえゼロになっても残るもの」だと考えているのだけれど、皮肉なことに、世の中はその逆に進む。価格と価値というものは似て非なるものだが、世間が「投資」と呼び、血眼になって追いかけているのは価格の方であって、人や社会、モノの価値をじっくり高めようという動きは、ますます見られなくなってきた。人間はどこかでそれを諦めたのだろうか、とすら感じることがあるし、その傲慢さのしっぺ返しが、いつか来るのかもしれないとも思う。

『まぐれ―投資家はなぜ、運を実力と勘違いするのか』 https://amzn.to/3LpRJG8

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5 November 2025

ジョン万次郎=幕末の頃アメリカに渡った初めての日本人、ということはうっすら覚えていたけれど、先日たまたま彼の生涯を紹介したテレビ番組を見て驚いた。普通なら何度命を落としていてもおかしくないほど波乱に満ちた人生を切り抜けられたのは、本人の精神力や努力の賜物であるのは言うまでもないが、やはり並外れた強運の持ち主だったのだろう。それと同じくらい、ジョン万次郎資料館の名誉館長があの「こんばんみ」の人であることにもびっくり。

ジョン万次郎の生涯 – ジョン万次郎資料館公式サイト https://www.johnmung.info/john_syougai.htm

https://www.tatsuyaoe.com/microblog/

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