Tatsuya Oe (Captain Funk/Dark Model) - Japanese Blog -
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音楽のクオリティ、クオンティティ、そしてエモーション

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楽曲試聴視点近況音楽ビジネス音楽解釈
May 27, 2012

Quality and QuantityMusicのページを立ち上げて以降、楽曲プレイヤーの試聴回数がうなぎ上りに増えています。試聴エリアの比率としては日本50%、アメリカ30%、その他の地域20%という感じでしょうか。新しく作った楽曲に関しては、Musicページの中の”Music Updates“に日々掲載していきますので、そちらもチェックしてみて下さい。Music Updates用のRSSフィードもありますので、Findingsその他のRSSと共に “RSS List” のページで確認、ご自分のニュースリーダーに組み込んでもらえると嬉しいです。

そのUpdatesページに昨日公開した”Music for Dragon and Clouds“は、先日紹介した曾我蕭白の番組のために制作した楽曲の未発表バージョンです。実際に使われたバージョンは前半のパーカッションを取り除いたものですが、映像とのシンクロや番組内での位置づけを度外視すれば、個人的にはこちらのよりエモーショナルなバージョンの方が気に入っています。ちなみに、僕が番組の中で制作協力した音楽は、この「”雲龍図”をイメージした架空の45秒CM」の部分のみで、他のシーンの音楽/演出には関わっていませんので、お間違えなく。

そして今日”Bionic Warrior“をアップしました。この曲はあるプロジェクトに取り組んでいる際にアイデアが浮かんでMEライブラリ用に作ったものです。Dark Model寄りとも言えるかも知れませんが、まだその辺りは厳密に決めていません。

このウェブサイトはコンポーザーTatsuya Oeの、全ての名義と活動を統合して紹介するサイトとして位置づけているので、一つのアーティスト名義だけしか聴いたことのない方は、中には意外に映る楽曲もあるかも知れません。アーティストの世界では活動を絞り込み、個性とブランドを際立たせることが重要とされますが、プロのコンポーザーの世界では、多岐に渡る楽曲を高いクオリティで的確に作れることが要求されます。

一発芸や物珍しさ、不器用さの美学に注目が集まりやすいこのクリエイティブの世界にあって、以前は自分もこの二つの側面は相反するもののように映っていたのですが、この数年海外、特にアメリカの業界とがっぷり四つで仕事をしてみて、その辺りの固定観念をきれいに拭い去る事が出来ました。本当のプロとしてキャリアを開拓し人生を全うするには、アーティストであれコンポーザーであれ、多様性/多作である事とクオリティは、どちらが優先されるという問題ではなくて、どちらもマストの「両輪」に過ぎないという確信に至りました。

僕はその両輪の軸に”Emotion”というものを加えて考えています。”Soul”というと特定のジャンルを想起させるので語弊がありますが、どんな音楽であれ、また音楽以外の表現物であれ、作品にエモーションを込める、またエモーションが伝わるように表現する(=エモーションのトリガー/引き金を作る)ということはとても大事だと思います。日本人の感情表現は独特で、海外の人達から見ると淡白で起伏のないものに映ることも多く、場合によればそれも長所になりえますが、言語体系や食生活の違う人達に「言わぬが華」や「行間(空気)を読む」コミュニケーションを求めるのは無理ですから、日本人なりに「相手に伝わるトリガー」を工夫して表現することは、これまたマストだと言えます。僕はクールジャパン・ブームには興味がありませんが、ともすると「伝え方なんか意識しなくても世界は自分達の良さが分かってくれるだろう」という慢心に繋がってしぼんでいかなければなとは思う次第です。

話は変わりますが、皆さん”American Idol“は見た事がありますか?僕は今シーズンは(珍しく)最初から決戦までチェックしていたのですが、今回の参加者はずば抜けてレベルが高く、印象に残るパフォーマンスが目白押しでした。特に、トップ2まで残ったJessica Sanchez(ジェシカ・サンチェス)は上の「表現の質、量(幅)、エモーション」、さらに「才能の普遍性」の点で圧倒的だったと思います。現在16歳の彼女は物心ついた時から歌い続け、オーディション時には既にYoutubeに300曲以上自分の歌ったビデオをアップしていたのだとか。最後に、決戦でJennifer Holliday(ジェニファー・ホリディ)と歌った”And I Am Telling You I’m Not Going”のパフォーマンスを紹介しておきます。「心を震わせる」とは正にこのこと。


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Tatsuya Oe Updated: 2024/11/6 水曜日

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最近はニュースを見る機会を最小限に絞っている。誰に対しても何の意見も持たないくらい無関心になりたいのだが、「究極の無関心と鋼のメンタリティ」の領域にはまだ遠い。そんなことを考えていて、ふと『ザ・デイリー・ショー』のジョン・スチュアートを思い出した。彼のトークは今も天才的で、かつてのように思慮深い。けれど、アメリカと世界があまりに冷え切ってしまった今では、そのジョークの背後にも、「もはや打つ手なし」という虚しさが漂ってきてしまう。

Jon Stewart Invites Panel of Trumps to Debate Iran War | The Daily Show https://youtu.be/a2aYd-XHzsI

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