Tatsuya Oe (Captain Funk/Dark Model) - Japanese Blog -
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時には船を焼くコルテスのように:他力本願を断ち、自分でリスクを踏む

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CM音楽クリエイターコンテンツビジネス視点
Mar 9, 2010
Burning a ship on tatsuyaoe.com blog

Burning a ship on tatsuyaoe.com blog一つCM音楽の作業が終わりました。今回はあるオシャレな眼鏡ブランドさんのテレビCMです。女性・男性モデルがフィーチャーされた映像に、かなりロックな音になっています。久々にギター2本とベースを掻き鳴らしました。

それと並行して、色々と契約周りの話を進めているのですが、英文で契約書を作るのはなかなかに骨が折れます。法律の専門家の方にアドバイスを頂きながらの作業ですが、海外と仕事をする上で様々な種類の契約書や文書に慣れておくことは必須ですし、特に最近は音楽周りの状況も大きく変化していますので、自分が内容を理解しておかないと、後で「そんな条項あったっけ?」なんて恥ずかしいことになってしまいますから、ある程度の雛型は自分で作成するようにしています。でも、相変わらず慣れないですね。契約書英語は can, can’t を使わないとか、should じゃなくて shall で書くとか、言い回しが必要以上に周りくどいですから(笑)。

この辺りの件については、以前もfindingsで書きましたね。こちらもご参照下さい。

「海外契約書の傾向と対策」

そういえば先週、ある大使館で行われたパーティーに参加してきました。その国のバンド、ミュージシャンのプレゼンテーションと日本側でのサポートを募ることが主旨だったと理解していますが、その国に限らず、ここ最近は駐日大使館の方々が音楽を含めた文化活動の普及、文化輸出に非常に熱心です。正確なデータは持っていませんが、日本は音楽に関してはまだまだ輸入超過な印象がありますね。いや、文化産業全体に関してそう言えるかも知れません。

僕は超クール・ジャパン派というわけではないし、サブカル的なものだけが突出して日本の文化輸出の可能性を秘めているとも思いません。クール・ジャパンというスローガンの裏に、文化輸出を(自らがアクションを起こさずして)政府が何かしてくれるかもという他力本願的な意識が高まっているとしたら、それはそれで危険だなとも思います。

それはもちろんそうなのだけれども、それ以前の課題として、クール・ジャパンであろうが、またそうでないジャパンであろうが、自分達の足下にある文化の「良さを信じる」、もしくはそれ以前に「自分が『良い』と信じられるものは何なのかを徹底的に検証」した上で、「信じている人、本当に情熱を持っている人がプレゼンテーションする」という循環をまずはきちんと根付かせる必要があるように思うのです。

この手の話を始めるととんでもなく長くなるので、またの機会にしますね。クール・ジャパン周りで言えば、2年ほど前にこのトピックをfindingsで採り上げたことがあるので、リンクを貼っておきます。今はここから自分の考えも若干変化しているものの、基本的な部分は同じです。

「アフター・ザ・クール・ジャパン 」

先日Techcrunchに面白い記事が載っていました。一般的にはNetscape のファウンダーとして知られているマーク・アンドリーセンのインタビューですが、「旧メディアはコルテスのごとく自分で船を焼いて退路を絶て。正気でないように見えるリスクを冒すことが必要な事態なのだ」と。僕はこの話の「旧メディア」という主語を、「自分」と置き換えて行動する、これも時には必要ではないかと思います。

今日は最後に衣装デザイナー/アート・ディレクター石岡瑛子さんの作品ビデオを紹介します。それこそ僕が子供の頃から圧倒的なクオリティの作品を輩出されていますが、その勢いは衰えるどころかさらに磨きがかかっていますね。コッポラの”Bram Stoker’s Dracula”での衣装、Bjork の “Cocoon”PV などは皆さんもよくご存知かと思います。

上の話と(無理やり)関連付けて言えば、「石岡さん(の作品)だからクール」なのであって、「日本人(の作品)だからクール」なのではない。そこを履き違えると、石岡さんの功績がもたらしたものが半減、いや激減してしまいます。もちろん同じ日本人として大いに誇りには思いますが、立派な人の栄誉を調子の良い時だけ国籍に結びつけて賛辞することには若干抵抗があるのですね。


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Tatsuya Oe Updated: 2024/11/6 水曜日

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No Title
17 December 2025

タイラー・ペリーは今や押しも押されぬメディア・モーグル(帝王)だが、ニューオリンズの貧しい街に生まれ、父親から壮絶な虐待を受けて育った、生粋の苦労人。ハリウッドに無視され、評論家には酷評され続けた一方で、黒人庶民層の圧倒的な支持を得た。彼の作品は万人のツボにはまるとは限らないが、彼がビジネスで貫いてきた信条―「イニシアティブとオーナーシップを死守すべし」―には、100%賛同する。エンタメの世界では、これがいかに大変なことか。

『ハリウッドが無視する間に、彼は自分の帝国を作った』 https://youtu.be/PTzI8_0Qu-M

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17 December 2025

「はい!次はね、〇〇筋をはがしていきまーす!」──いつの頃からか、YouTubeのストレッチやマッサージの動画を見ていると、こんなフレーズを耳にすることが多くなった。「はがす」って何だ?「ほぐす」とは違うらしいが、僕が時折お世話になる整形外科医の方たちから、このフレーズを聞いたことはない。「筋膜リリース」という言葉が少し前に日本で流行っていたことすら知らなかったが、健康に関しては特に、流行や噂話を知らない方が健康でいられるかもしれない。

なぜ筋膜リリースは胡散臭いと言われるのか?その理由と真実 https://bit.ly/3Yy5rd8

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15 December 2025

アメリカは利下げ、日本は利上げと誰もが神経を尖らせているが、本来大事なのは、労働者一人一人や個々の企業が付加価値や生産性を高めることなのに、それよりも中央銀行の動きが世の中の指針を決めるかのような錯覚に囚われている。企業の業績よりも、中央銀行の一言やマネタリー・オペレーションで株価や市場心理が大きく揺らぐような経済状況は健全ではない。社会が「頑張りがいのある」場所であるように「陰で」支えるのが、政治家や役人の仕事。

『国富論』を図解してわかりやすく解説します |MindMeister https://mindmeister.jp/posts/Wealth-of-Nations

https://www.tatsuyaoe.com/microblog/

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